『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第42回-

2016/6/5 日曜日 - 1:22:19 - タグ:

虎先生のあまりの仕打ちにアパートは蜂の巣を突いたような大騒ぎ。
4201
誰よりも水戸さんが一番怒っている。
「女心は女だからわかる。こうなったらみんなで力を合わせて古山さんのために頑張りますからね!」

ある意味、水戸さんは虎先生の無神経さの被害者でもある。
虎先生は大昔から新を好きだったし、その気持ちは揺るぎようもなかったのだから、水戸さんをきちんと拒絶すべきだったんだよね。
水戸さんはなーんも知らされないまま、虎先生と新の決定的瞬間を目撃しちゃったわけで、なかなか残酷な失恋であった。カマボコ事件の弁解も結論出すべきことを先延ばしにしただけだった。

女だらけの職場の、自分を好きかどうかも判らない女の子1人だけにカマボコをあげる虎先生なんだから、無神経なのは推して知るべし。広道に「なぜ未練たらしく、カマボコを届けたりしたんだい?」ときかれても、「俺にもよくわからんなあ」って答えていた。
虎先生は考え無しの無神経というのは序盤から一貫しているのである。よくも悪くも。
 
 
虎先生を吊し上げる会 <女性の部> 開始
今までベタベタベショベショで察してちゃんだった水戸さんが虎先生を責める責める。
4202

応戦一方の虎先生。
4203

しーちゃんの視線もキツイ。
4204
丁寧な喋り方でビシバシくるのが爽快。

「虎先生は思いやりがなさすぎると思います」

「結婚はお二人のものではあるけど、お二人だけのものではないんですよ。たとえば古山さんのお母さんのことを考えたことがありますか。母親は娘の結婚式に夢を持っています。贅沢でなくてもいい。きちんとした」

虎「きちんとするよ」

「なにもかも略しすぎています」ピシャリ!

しーちゃんカッコいい!!
ここで広道が「いいよ、姉さん!」

4205
「広道……」
(裏切り者め。ことの発端はみんなに祝福される結婚式にしろだの、ユニフォーム結婚だの言ってきたお前だろうが!)

広道、さては世渡り上手だな? 多勢の女性軍につきやがった。
4206
「俺はだんだんわかってきたんだよ。ここに集まっているみんなの気持ちが」

だが姉さんはコウモリ野郎を許さん。
4207
「ひろちゃん、わかり方が遅すぎます」ピシャリ。
 
 
この場を収めたのは新だった。新はみんなの気遣いに感謝し、予定通り普段着の新婚旅行無しの指輪無しの結婚をすると宣言した。

「式の日に着るのは皆さんの親切、そして指に嵌めるのは結婚する心。旅はその日から始まるんです。人生という旅が」

4208

見事に丸く収まった。
そうはいっても、折を見て旅行に行けばいいし、指輪も買ったら良いんじゃない?

もう一つ感動的なのは、この筋書きを十七子としーちゃんが考えたということ。広道をめぐって犬猿の仲と言えなくもない二人が協力したのは画期的なことであった。

秀逸な脚本だと思う。虎先生と新に結婚式に対する姿勢にすれ違いを起こさせ、それに対してみんなが虎先生に怒ることで、新へ向けられるはずの嫉妬心を払拭した。新と虎先生の結婚を誰もが祝福してくれた。
虎先生は吊し上げられちゃったけど、身を呈して新くんを守ったとも言えるわけですよ。本人にそんなつもりはなくてもね。

そういえば吊し上げ会に桃がいなかった。
桃はアパートの住人ではないからか。新とも特別仲が良いわけでもなし。相沢3兄弟との話の分断っぷりがハンパない。 
 

島先生も祝福してくれた。
「二世誕生の節は引き受けますからね」

4209
「二世誕生って?」
「俺たちンだよ~」

この虎先生の言い方がね、照れちゃって喜んじゃって、もう大変!
 
 
4210
「虎先生、ヘラヘラ笑ってないで患者さんです」

吹っ切れた水戸さんいいなあ。
 
 
『皆さんに祝福される結婚式を』問題が解決すると次は母娘関係。
親の心子知らずが目白押し。
新のために、お母ちゃんは買い物リストを作っていたが、新は虎先生と買い物に行くからと言う。貯金もあると言う。

新のために反物を借りてきた頃
4211

新は章子さんから着物講座を受講中
4212
グーグルもウィキペディアもないから、後ろで虎先生が必死にメモってる。

4213
「伊達締めは貰った、と」
メモる虎先生を小突く新。微笑ましい。

章子さんは娘時代の着物を洗い張りして仕立て直して新に譲ってくれるという。
4214
「ありがとう義姉さん!」
喜ぶ虎先生を『図々しいんだよ!』とばかりに肘打ちする新。微笑ましい。
 
 
結婚準備は順調順調
4215
 
 
十家もみんないい人。横暴な兄も意地悪な小姑なんかもいない。
4217
みんなが新の嫁入りを喜んで受け入れようとしている。
なにもかも順調すぎてお母ちゃんの出る幕なし。
 
 
新とお母ちゃんに別れのときが近づいている。
4218
夕方とか勘弁してほしいよね!
ただでさえ物悲しく見えちゃうんだからさ!
演出が丁寧すぎるよ!!
 
 
 
<今日の広道>
十七子と新宿にご飯を食べにいった広道。十七子はしーちゃんも誘ったけど、しーちゃんが遠慮してしまった。その帰り道。
4216
「姉さんどうしたの?」

広道こそどうしたんだ。まるで七五三みたいじゃないか。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第41回-

2016/6/4 土曜日 - 22:29:12 - タグ:

虎先生は疾走する。
4101

新くんは早歩き。
4102

4103
「マラソンですか?」
「いやいや、君のところに行こうと思って」

ああもう、早く結婚しろ! 第41回
 
 
流浪の恋人たち。
公園はアパートに近くて人目につくからと病院へ。
4104

病院には夜勤の看護婦さんがいるので院長室へ。
4105

院長室では院長先生が頑張っているから外に行くか。
4106

外の喫茶店も開いてなくて行き着いた先は、こころ。
4107

開店前は誰も来ないからどうぞ、と快く勧めてくれる店主の希さん。
この2人は希さんの一大事に何もしなかったというのに!
 
 
どうして水戸さんにそんなに気を使わなきゃならんのだと、虎先生は不満顔。

4108
「僕はなにも言った覚えはないんだけどねえ」

虎先生は言わなすぎなんだよ!
ひとこと「他に好きな人がいるから」と言っておけば、水戸さんだって早く諦められただろうよ! 諦めなかったかもしれないけど、それは水戸さんの勝手だから。

4109
「でも……」
「ホントなんだよ! 断じて彼女とは何もなかったんだよ!」
「そりゃ信じてますけどね」

虎先生の心情としては「信じてます」じゃないんだけどねえ。信じてますは感情論であって、何かあったかもしれない可能性も含んでいるから。
 
 
結婚は心の問題だと言う新、2人が愛してさえいればそれでいいんだよと応える虎先生。
4111
「愛しているよ」
「わたしも」

虎先生と新が恋人同士になってから、なんでも2人で話してきた。
今日のここまでも2人の心はぴったりと寄り添っていた。
ところが、すれ違いがひたひたと忍び寄る。
 
 
虎先生曰くアイディアマンの広道にアドバイスをききにいくと、ユニフォーム結婚を勧められた。
4112

新は病院の慰安旅行で水戸さんが留守番クジを引いてしまったのを交代してあげようと決めた。
 
 
今朝は流浪の民でしたが、最初からここで話せば良かったんだわ。
4113
「父さん、ちょっとここで新くんと話をしてもいいかな」
「どうぞ」
「すみません」
「いやいや」
ここまではまあいい。

4114
「父さん、どっか行ってくれないかな」
虎先生、言い方!!

4115
あああああああ。
 
 
虎先生と新の結婚準備の擦り合わせ。
ユニフォーム婚ときいて新の表情が曇るが、有頂天の虎先生が気づくわけはなく。
慰安旅行の前にユニフォーム結婚式を挙げて、みんなと一緒に新婚旅行を、と提案する。
おい虎先生! 無神経にも程があるだろ!!
いやだよー、病院長の次男夫婦の新婚イチャイチャを見せつけられるんだぜ。職員の気持ちになって考えてみてよ。
さすがにこれは新くんが拒否った。
虎先生も留守番して2人だけで過ごすことを提案。

「よし、新婚旅行も止め!」

4116
「はい」

新は笑顔だけれど我慢もしている。そのことに虎先生は全く気づいていない。
2人の意識がズレ始めていた。
 
 
虎先生は、龍之介先生と島先生の話を鵜呑みにして結婚指輪も無しにしてしまう。
龍之介先生もさー、自分のときは無駄だと思ったからって、虎先生にも止めろと言っちゃ駄目でしょう。やった上で無駄だと知るのと、最初から止めるのでは全然違うって。人生の一大事に合理性なんて必要ないのよ。

4117

指輪の他にもっと良い物を買おうじゃないかと言うけど、良い物ってなに?
どうせ何も考えてないんでしょう。
良い物があって、それが2人にとって大事ならば、指輪より優先順位を上げるのもやぶさかではないけど、そういうわけじゃないでしょう?

嬉々として結婚の予定を確認しているけど、新が目を反らしているのにも気づかない。
4118

決定打
4120
「結婚なんて気楽なもんだね」

うっわー……。これは引くわ。これはヒドイわ。
アイディアそのものは悪くない。花嫁衣装に憧れがない女性だっているだろう。遠出するよりもインドア派の人だっているだろう。アクセサリー嫌いの人もいる。
だけど新は花嫁衣装に憧れていた。旅行も水戸さんに気遣ってのことだし、虎先生と気兼ねなく一緒にいることを選んだだけ。指輪嫌いなわけでもない。
本来は一つ一つ意識を擦り合わせて決めていくところを、新が反抗しないから新も納得ずくだと、虎先生はひとり合点した。
おまけに「気楽なもんだ」だと?
虎先生は考えなさすぎなんだよ! と、水戸さんと逢い引き事件のときにも書いたような。
 
 
新、大爆発
4121
結婚をあんなにお手軽に考えている人にはついていけない。

新も恋人になる前だったら遠慮なく文句言っていたんじゃないかな。かつては「虎野郎」と呼んだこともあるじゃないの。
「ユニフォーム!? 冗談じゃありませんよ! 打ち掛けだって着たいですもん」とかポンポン言えてたのでは。
心が通じてしまったことで相手を思いやり、言いたいことも言えなくなってしまった。言わなくても判ってくれるだろうという甘えもあったかもしれない。しかし超絶鈍感虎先生に女心を察してほしいと期待するのは無理ゲーでして。
虎先生への不信感が溜まりに溜まって爆発してしまった。
 
 
 
虎先生を吊し上げる会 <男性の部>
4222
戦犯が2人ほど混ざっていますが(ユニフォーム結婚の提案者、結婚指輪不要論の人)。

次回、虎先生を吊し上げる会 <女性の部>
お楽しみにね!


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第40回-

- 9:19:59 - タグ:

『ありがとう(第2シリーズ)』史上、最もテンションが高い虎先生を見られる第40回。
 
 
結婚の挨拶を無事に済ませた虎先生。
お母ちゃんが反対する要因は全くないのに、虎先生はなにをそんなにビビっていたのか。
十家はいわゆるエリート一家だろうし、虎先生もハンサムなお医者様なのに傲慢さが欠片もない。院長先生も家を鼻に掛けている雰囲気が全くないから十家の家風なんだろうな。龍之介先生がちょっとヤバ気なくらいで。鉄之介の結婚式のときに「世間に示しがつかない」とか言っていたような。でも龍之介先生も周囲を見下してはいないから、やっぱり十家は素敵な一家だ。
 
 
お母ちゃんに「今後ともよろしくお願いします」(声は裏返ったまま)と言ったあと
4001
「じゃあね」
「はい」
「また明日ね」
「はい」

こういうちょっとした会話で虎先生は本当に新が好きなんだなあとよくわかる。
 
 
虎先生が帰ったあとに
新「驚いた?」
友「なにが?」
新「虎先生のこと」
 
 
4002
「瀬戸は~日ぐれて~ゆうな~みこ~な~み~↑↑↑」

4003
「やったぜベイビー!」

夜の公園でブランコ相手に歌い踊る虎先生に驚いたよ。
新に告白して想いが通じ合ったあとも相当浮かれていたけど上には上がある。結婚を認められたというのは、こんなにも喜ばしいことなんだなあ。
 
 
千葉姉弟が通りがかり
「おい広道、ついにやったぞ俺は!」

4004
「成功らしいな。OKか?」

4005
「おっけー!!」

広道もめっちゃ喜んでいる。祝杯をあげに一杯飲みに行こうと虎先生と広道は手に手を取って来た道を逆戻り。
「いい夜だなあ」「よかったなあ」

かつて同じ公園で虎先生から新への恋情を聞かされて、「自分で言うから(広道は)なにもしなくていい」という虎先生の望み通りに見守っていただけの広道。親友の恋路がうまくいって喜びもひとしお。
 
 
新とお母ちゃんの言葉づかい講座
「この頃の若い子はね『お食べになりますか』とか『結構ですか』なんてのを敬語だと思っているからね」
「『お食べになりますか』じゃなくて『召し上がりますか』だろ」
「そうです」
「『結構です』ってのは自分で言うんだよね。『もう結構です』とか」
「そうです」
「他人様に言うときは『よろしいでしょうか』とか『もうこれでよろしいですか』って言うんだろ」
「そうです」

4006
「大丈夫だよお母ちゃん。新さんも大したもんだ」

そうです。新はやれば出来る子。以前から日常的に料理をしていたし、虎先生の看病のときの行き届いた世話もなかなかのものだった。他人様の前できちんと取り繕える子。
だからこそ結婚後に頑張りすぎてしまうのだが、それはまだ先の話。
 
 
お母ちゃんと新が結婚後について話しているというのに目の前の幸せで舞い上がったままの虎先生。毎度思うことだけど、同じ出来事に対する古山母娘と虎先生のとらえ方の違いが面白い。
4007
虎先生、絡み酒か。
 
 
虎先生のあまりのヘベレケぶりに龍之介先生の叱咤がとぶ。
「虎之介! なんだそのザマは! いい加減にしろ何時だと思ってるんだ!」
「いいじゃないか。我が人生最良の日なんだからさ」

4008
「義姉さん、氷水ください♡」

4009
首の傾げ方……!! かわいすぎか!!!
 
 
そういえば、院長先生は襖を挟んだ隣の部屋で寝ているのであった。
4010
「虎之介がいけないんですよ。たかがプロポーズしたぐらいでこんなに酔っ払いやがって」

4011
「バンザーイ!」

「友さんに話したのか? OKか?」
「それがね、なに言ってもハイ、ハイってね」

4012
「バンザーイ!!」(2回目)

4013

ちょっと新くんとお母ちゃん連れてきて!
虎先生の浮かれっぷりを見せてあげたい!
 
 
4014
「馬鹿。いい加減にしろ。大体男なんてものはね、もののはずみでプロポーズしちまって『ああ、これで俺も年貢の納め時だ』と思ってガックリするもんだ。おまえのようにバンザイバンザイって手放しで喜ぶのはよくよく脳細胞が単純なんだよ」

4015

もののはずみでプロポーズできれば苦労はなかったさ。
苦節17年。こけの一念岩をも通すですよ。
またまた下世話な話ですが、新が5才のときから好きで、虎先生がどうやって思春期を乗り越えたのか気にならないでもない。
 
 
翌朝、虎先生がアパートに来た。お母ちゃん公認なので堂々と部屋の前でプライベートモードで喋っちゃうよ。昨夜、駅前のおでん屋で広道と飲んだという虎先生に
4016
「あたしも行きたかったな~」
「なんだ、そうかあ~」

新も素直に言えちゃうもんね。虎先生もにやけちゃうもんね。
朝っぱらからイチャイチャしやがって!!
 
 
 
お母ちゃんは半人前の新が結婚してやっていけるのか心配。でも婦長さんは新は一人前だと認めた上で至らない点を『欠点』と表した。
4017
「そりゃ欠点はあるでしょ。人間ですものね。でも虎先生は新ちゃんの長所も欠点も引っくるめて好きになられたわけでしょ」

ケンカで台車をぶつけられたり、告げ口野郎と罵られたり、いろいろあったことを知っているだけに説得力がある。
虎先生がどれだけ新を好きなのか、新もお母ちゃんも虎先生の愛情を見くびってるでしょ?
薄っぺらな気持ちだったら、子どもの頃からずっと好きだったりしないって。お母ちゃんは子どもの頃からとは知らないか。
 
 
世界は2人のために状態の虎先生。希さんの快気祝いを勘違い。
4018
「栗おこわか、豪勢だなあ。僕の婚約祝いですか」

ホントにこの人すごいよね……。新よりも浮かれているよね。
院長先生は「勝手に1人で言ってるだけだ」と仰ってますが……。
 
 
他人の目の前でも平気でデートに誘っちゃうし。
4019
「終わったかい? 駅前にお茶でも飲みに行こうか」

ああ!水戸さんが見てる!
4020
めんどくせえ!
 
 
院長先生がまだ『婚約』と公言しなかった理由は、院長先生がお母ちゃんに挨拶をしていなかったから。
親同士の挨拶って、本来ならば虎先生と新がお膳立てするものだと思うんだけどねえ。

4021
「灯台もと暗しとはよく言ったもんだ。小さいときからよく知っていたもんで、新くんはまだ18、9ぐらいのつもりでいてね。虎之介に言われてびっくりもし、また嬉しかった。新くんなら私としても望むところだ」

子どもは息子ばかりだったから、なおさら新は可愛く見えていたかもしれないし、親戚の子か娘のようにも見えていたかもしれない。幼い頃から近しい関係だったというエピソードがもう少し充実していると嬉しいけど、足りないので妄想で補完する。

家柄が違うと恐縮しきりのお母ちゃんに、大した家柄じゃない、一介の医者だと院長先生。

「なにより大事なのは2人が愛しあっていること。気心が知れてる健康で明るい娘だ。私は心からこの縁談を喜んでいるんだよ」

小林知子さんの縁談にしたって、虎先生が「好きな人はいない」と嘘をぶっこくから勧めちゃったわけで、新くんとのことを知った途端に、てのひらを返しちゃったもんね。
院長先生は亡くなった奥様と幸せな結婚生活を送っていたんだろうな。

家と家との挨拶も終わり、これでようやく晴れて『婚約』を名乗れるのですよ、虎先生!
 
 
 
恋の勝者と敗者の構図。
4022

十七子が私たちには構わないで、ヘタに同情されたり気を使われると却って迷惑なのよ、と穏便に諭しているのに
4023
「宮川くん、それは一体どういうことなんだ?」

虎先生の無神経砲が炸裂! これはヒドイ!!
たぶん新はわかってるのに。
水戸さんが過剰な不幸話や相談話で虎先生にモーションかけていた頃から、虎先生は水戸さんのことをまーーーーったく気遣っていないというのがよくわかる。相談事には親身にのっていたけど、その背景にある恋愛感情にはまるで無視だった。

とにかく虎先生は新のことしか見てない。

4024
水戸さんと十七子の後ろ姿を見る新くんを見る虎先生。

4025
「水戸くんのことはよく考えて傷つかないようにするから」と言うのも、新が困っているから。

4026
しーちゃんが目の前にきても新くんを見やっていたり。
 
 
おいおい虎先生、だいじょうぶか?
視聴者的には楽しくて仕方ないんですけどね。

広道が虎先生に苦言を呈した。
4027
「おまえたちが幸せなら幸せなだけ周りに配慮をもってもらいたい。それが人間の心だよ」

「水戸さんの虎之介に対する愛情は完全にシャットアウトされたんだ。彼女はね、その傷口を自分で舐めながら乗り越えようとしているんだよ」

「願わくば彼女をも含めて君たちの結婚が病院のみんなから自然な好意を持って迎えられるかたちを考えてもらいたいんだな」
 
 
どうして水戸さんにそんなに気を使わねばならんのだと納得できないけど、黙して虎先生を軽蔑するより親身にアドバイスしてくれる広道はイイ奴だなあ。十七子と同じことを言っているようにも見える。
 
 
でも虎先生、まだ懲りてなかった。
4028
思い出し笑いしてやがる……!
新との逢瀬を思い出しているのか、「自然な好意を持って迎えられる結婚か……ウフフ」なのか。どっちでもいいか。
 
 
虎先生が気遣わなければならないのは水戸さんだけじゃない。
母1人子1人の1人娘と結婚するということをよく考えろと、院長先生が釘を刺す。
4029
「虎先生、しっかりしろ」
 
 
お母ちゃんも新に釘を刺す。
水戸さんだけでなく、十病院で働く皆さんも気遣えと。
他人の幸せは喜ばしいけど妬ましくもある。新を玉の輿だとやっかむ人もいるかもしれない。
願わくば、皆さんをさっぱりさわやかな気分にして、皆さんから祝ってもらえる結婚をしてほしい。
 
 
 
水戸さんについては、虎先生へのアプローチの仕方が卑怯だったからあまり同情できない。
 ・白衣を後ろから着せてあげようとしたり。奥さん気取りか!
 ・身内の不幸話を過剰にでっちあげたり。2時間話し込んだとか縋りついて泣いたとか
 ・嘘をついて呼び出したり

しかし、おそらく今の水戸さんは十病院スタッフの嫉妬の感情のスケープゴートになっている、その点においては同情する。
十病院の1スタッフの目線からだと、虎先生は水戸さんと仲良さげにしていたのに良家の縁談がきて、まとまる寸前で新が掻っさらっていったように見えるのではないかな。
みんなの人気者の虎先生を新がひとり占めしてしまう。妬まれるよねー、恨まれるよねー。そういう諸々の悪い感情を「水戸さんがフラれてかわいそう」というベールで包んでしまう。すなわち、水戸さんが認めてくれれば万事OK、ややこしいことなし。その為に水戸さんをフューチャーしているのではないかと思う。
 
 
嬉しい、楽しいだけではすまない結婚までの道のり。
とくに大事件が起こっているわけではないんだけど、山あり谷ありの展開がすばらしい。
安直に虎先生の元カノだの、新に横恋慕する研修医とか出てこなくて、いいなあ。
人の心の機微を丁寧に描くことがドラマの真髄なのだ。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第39回-

2016/5/31 火曜日 - 23:27:44 - タグ:

3901
「新くん、ちょっとちょっと」

新くんの腕を掴んで院長室に強引に引っ張り込む虎先生の動作が男らしい第39回。

仕事中に二人して院長室にしけこんで何をしているかと思えば
3902
結婚式場と新婚旅行のパンフレットを吟味してらっしゃいました。1時間ぐらい行方不明に。
仕事中ですのでみんな大迷惑。小児科は広道が代診して、シーツ交換はしーちゃんがやってます。あらやだ、千葉姉弟がとばっちりでないの。
 
 
虎先生がいない、古山さんもいない、と騒ぐ看護婦たち。
3903
婦長さんは訳知り顔。

広道も事情通。
3904
「岡焼きで言うんじゃないけどね、やっぱり気をつけた方がいいよ。病院内ではけじめってものがいるだろう」

まったく仰る通りで。
 
 
院長先生も激おこだよ。
今月中に結婚しろ、さもなくば止めちまえと。交際期間も無しに結婚は慌ただしいけど、虎先生は結婚したがってるし、そのくせ具体的な結婚の段取りは見通し立たずで宙ぶらりん。仕事放棄してイチャイチャ結婚の相談をするくらいなら、サッサと決めろということだ。

うなだれる虎先生。
3906
虎先生の後ろ頭がスッキリしていて、よりいっそう二枚目が引き立ちます。

でも鼻の下は長い。
3905
「鼻の下が長いぞ! 計ってみろ!」
 
 
龍之介先生も早く結婚しろと言う。「長く付き合っても飽きるだけだぞ」と。

3907
「いちいち言うことが癇に障るね。飽きませんよ僕は!」

新くんが5才のときからで、いまは22才だから、かれこれ17年間ですよ。怒鳴られたり無視されたり理不尽な思いもたくさんしてるんです。知ってるんですか、兄さんは。
 
 
最近やっと堂々と新くんのパーソナルスペースに入れるようになったんだから。目と目を合わせて会話もできるようになったんだから。
3909
2人の距離が近い近い。

2人でいるところを他人に見られたら困ると、新に追い出された虎先生。
3910
「いたたたた、挟んでる!挟んでるよ!」

恋人になってからも、こういう痛い目には遭います。
 
 
ガス燈(喫茶店)で待ち合わせた虎先生と新だが、まー坊もついて来ちゃって思うように話せない。

「今夜、君の家に行くからな」
「それじゃお母ちゃんに!……母に話すんでございますか」
3912
「そうなんでございま……いや、そうなんだよ」

虎先生の手の動きがかわいい。
自分が行く前に、友さんにあらかじめ話をしておいてほしいと新に頼む。

3911
「ざっと下ごしらえをしておいてもらえれば、いきなり驚かしても悪いし」
 
 
新はなんとか下ごしらえをがんばるが、お母ちゃんがテンパっちゃってまともに取り合ってくれない。
3913
「あとで虎先生が来るってさ。なにしに来るんだと思う?」
「虎先生なにか話があるんだって。なんの話だと思う?」
 
 
もちろん虎先生もテンパリ気味です。
章子「虎之介さんお食事は?」
龍之介「ほっとけよ」
3914
「そう。ほっといてくださいね」

笑顔でなにを言ってるんだ虎先生は。

3915
「格子戸をくぐりぬけ、見上げる夕焼けの空に~♪」

3916
「馬鹿だね、あいつはw」

龍之介先生の言い方が楽しい。しょうがない弟だねえって言っている雰囲気。
それにしても虎先生は『瀬戸の花嫁』だったり『わたしの城下町』だったり小柳ルミ子が好きなのかしら。
 
 
虎先生がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
3917

第2シリーズは虎先生の服装にメリハリがあってとてもいいと思う。
普段の勤務中はノーネクタイで、外出時も上からジャケットを羽織っただけだったから、スーツを着てネクタイを締めるとものすごいよそ行き感がある。改まった雰囲気になる。
結婚の挨拶の緊張感も否が応でも上がるってもんですよ。
礼儀を通すんだって意思を感じます。
 
 
家に入る前から虎先生の声が裏返っている。
家に入ったらさらにテンパる。
3918
「既に新くんからお聞き及びでしょうけれども」
「既に新くんからお聞き及びでしょうけれども」
「あの……既に……」
「あの、既に、新くんから」

ここで新に下ごしらえに失敗したことを知らされて
3920
頭の中が真っ白に。
頼みの綱の「新くんからお聞き及び」はもう使えない。
3919

「僕は……つまり僕は……新……いや新くんは……僕はその……要するに……」

声は裏返りっぱなしのしどろもどろ。

3921
新はたまらず虎先生の側へ。
虎先生がんばって!
 
 
3922
「友さん、お願いします。新くんを僕にください」

3923
「この通りです」
 
 
どうしても新くんが欲しいと、身長177cmの虎先生が身体を小さくして額を畳につける姿にグッときた。
ずっと長い間、新を好きで好きで、やっと想いが通じ合って、これからもずっと一緒にいたいという虎先生の気持ちが伝わってくる。
一生懸命でとても素敵な挨拶だった。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第38回-

2016/5/26 木曜日 - 0:24:16 - タグ:

希の手術当日。
希が朝食を食べていたり、親族の付添いが必須ではなかったりしているけど、細かいことは気にすんな。
全身麻酔でほぼ1日身動きとれなくなるから絶食&下剤だし、不測の事態に備えて親族の付添いは必須なんだが、まあ、十病院の職員が総出でバックアップしているからいいのでしょう。
いや、総出ではない。新と虎先生以外だ。
早期診断した龍之介先生は手術に立ち会い、婦長さんとしーちゃんは仕事上がりにお見舞い(本来、手術当日にお見舞いっつーのは宜しくないんだけど)、十七子はこころでお手伝い、広道は院長先生のフォローで居残りのち、こころで皿洗い、お母ちゃんにいたっては無償で付添婦をかってでた。
新と虎先生だけが何もしていない。
鉄之介と小雪さんも何もしてないけど、夫婦喧嘩&仕事放棄からの十病院クビの危機を乗り越え、謝罪行脚をしているはずなので仕方ない。そもそもメインキャストでもないので、どう振る舞っても気にならない。

しかし新は主役で虎先生は相手役だ。ドラマを引っ張る2人であるはずなのに、2人の行動が周囲から浮いている。みんなが相沢3兄弟に親身になっているのに、2人だけが蚊帳の外。
おそらくそれを狙った脚本だと思う。新と虎先生のバカップル展開を今から仕込んでいるのだ。
狙った展開とはいえ、十病院の協力体制が総掛かりすぎてちょっと怖い。アットホームな良い職場なんだけど窮屈にも感じる。人間関係が濃厚なドラマだから当然の成り行きなんだけど。
 
 
こころが大忙しなので自主的に手伝い始めた十七子と、こころに来て早々十七子に「悪いけどドンブリ洗うの手伝って」と言われて快く引き受ける広道は、かなり好感度をあげた。
3801
十七子は1人で暴走しているときはウザったくて腹立ったんだけど、最近は広道とのすっとぼけたコンビっぷりがイイ。
 
 
一方、自己中街道まっしぐらの主役たち。
虎先生のパジャマの色がピンク!!どういうことなの!?似合っているけど!
3802
 
 
バカップル傾向その1
振られた話題をなんでも自分たちのことだと受け取ってしまう。

「旅行のほう、どうなってるんだ?」
3803
「新婚旅行なんかまだ決めてないよ」
「馬鹿。おまえの新婚旅行のことなんか誰も心配してないんだよ。病院の秋の旅行、ぼつぼつ考えないと間に合わないぞ」
 
 
バカップル傾向その2
自分たちのことが最優先。面倒なことは他人まかせ。

「ああいうのは宮川くんとか千葉にやらせりゃいいんだよ。俺はそれどころじゃないんだから」
 
 
バカップル傾向その3
仕事中にプライベートな話を長々とする。
3804
「ねえ君、新婚旅行どこ行きたい?そろそろハネムーンの計画を立てないとまずいんじゃないかな」
 
 
バカップル傾向その4
職場で恋人に手を出そうとする。
3805
逃げられたけど。
 
 
バカップル傾向その5
彼女との逢瀬にうつつをぬかして夕飯をすっぽかす。
3806
「結婚したらさ、俺いい亭主になるよ」
「あたしもいい奥さんになるよん」
 
 
「虎之介さんお食事は?」
3807
「そうか。どうもおかしいと思ったんだよ。飯食うの忘れてた」
 
 
バカップルというか、虎先生が大変なことになってる。
虎先生は完璧な人ではない。浮かれたり周りが見えなくなったり。カッコいいだけの人ではないから魅力的なんだろう。
 
 
今回の一番好きな場面。
婦人雑誌の付録の結婚特集を読む新くんと、聞く虎先生。

「100日から60日までの間に全身美容と美顔術をする」
「全身美容って裸でやるのかい?」
3808
「馬鹿ね、エッチ!」
3809
「だって」

恋人の雰囲気がすっかり板についちゃってまあ。
虎先生をエッチ呼ばわりできるのは新くんだけですよ。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第37回-

2016/5/24 火曜日 - 23:43:35 - タグ:

僕は君を好きで君は僕を好き
私は貴方を好きで貴方は私を好き

新と虎先生は天に舞い上がるほど幸せなときなのに、ストーリー構成がそれを許さない。
『ありがとう』は新とお母ちゃんと虎先生が物語の主軸であるが、並行して相沢3兄弟の物語でもある。2つの物語は交わることはなく、まるで二本立てのホームドラマを見ているような構成。
新と虎先生が恋人同士になったのと同じ時期に、相沢3兄弟の長女が大病を患っていることが発覚した。

かたや春らんまん、かたや命の危機。
一方でシリアス展開しているので、相対的に新と虎先生の浮かれっぷりが自己中心的に見えてしまう。
浮かれていいのに。いまこそ浮かれるときなのに。
相沢3兄弟はただの同僚の関係。現実は同僚の親兄弟の具合が悪いからって、自分達の恋模様に浮かれたり喜んだりすることを咎められることはないはず。しかし1つのドラマ内で連続して映像を見ると、新と虎先生が脳天気でいいわねーという印象を視聴者に与えてしまいそうでホントに気の毒だ。
せっかく恋人同士になったのに手放しで喜んで見てもらえないなんて。

だがわたしは負けないぞ。恋人同士がイチャイチャしてなにが悪い!
気にせず目一杯、新と虎先生の仲良しぶりを楽しみますよ!
 
 
オープニング前は前回の終わりの場面から始まるわけですが
虎先生はご機嫌で歌っているし
3701
新も歌っている
3702
2人で同じことをしちゃってラブラブじゃ~ん。
虎先生が冒頭に浸食してきた。新との結びつきの強さがお母ちゃんから虎先生に移りつつあるか!?
ちなみに、新はこの直後にお母ちゃんに叱られます。
 
 
プロポーズから始まった恋だから、虎先生は顔を合わせるたびに結婚結婚迫ってくる。
3703
「いつにする?」

「なにがですか?」
「俺たちの結婚式だよ」
 
 
虎先生はタガが外れ気味。
3704
「君、かわいい手してんだね」

3705
手を握ろうとするが

3706
振り払われてちょっとバツが悪い。
隙あらば接触しようとする虎先生がいいですねえ。ここは診察室ですが、そんなの関係ねえ。

「新くん、僕はね、その、1日も早く、その、君と……」

17年間も燻っていたわりには、いや、燻っていたからか、火がついたら燃えるのが早いこと早いこと。

3707
「新くん、君は本当に俺と結婚する気があるのかい?」

現代ならばおそらく草食系と言われていそうな虎先生がガンガン強気で攻めてくる。新だけが知っている虎先生の一面だ。

3708
「俺、友さんと3人で一緒に暮らしてもいいと思ってるんだ」

3709
「お母ちゃんと3人で!?」

驚く新くんが可愛い。このときだけでなく、虎先生と恋人になってから新がやたら可愛くなったような気がする。
虎先生は友さんに一目置いているようだし、新と虎先生とお母ちゃんが3人暮らしをしたらどうなるか見てみたかったなあ。
虎先生の目の前でも「あらよ!」をやったら大したもんだと思うよ。
 
 
新はやっぱりお母ちゃんに虎先生のことを言えない。
3710
「おまえ、なんか良いことでもあんのかい?」
「別に……」

不自然だよねー。プロポーズの翌朝から、新は虎先生について全く話さなくなってしまったんだもの。それまでは「虎野郎」だの「虎」だの言いたい放題いっていたのに。小林知子さんと破談したことだって、ろくに話題にもなっていないでしょう。諦めるだの身分違いだの言っていたのにさ。
 
 
一刻も早く友さんの許しを得たい虎先生がアパートに攻め込んできた。
だがしかし、新はまだお母ちゃんとの話し合いから逃げている。

「お母ちゃん、虎先生がカルテのことで、ご用があるっていうから」
3711
(カルテ!?)
虎先生が目を丸くした表情が楽しい。
おでん屋でのしーちゃんとの会話といい、口実はいつも『カルテのご用』
 
 
今夜はお母ちゃんの機嫌が悪いから結婚の話は止めてほしいという新に、素直に従う虎先生。

「君がそんなに言うなら止めるよ」
3712
「その代わりさ」

3713
「その代わり!?」(声のトーンが下がる)

3714
「どうしていちいち痴漢を見るような目つきで見るんだよ」

痴漢www虎先生が痴漢www恋人なのに痴漢www
自分で言っちゃう虎先生がせつないwww
 
 
気を取り直して
3715
「その代わりさ、僕のこと好きだって言えよ」

「いやだあ、そんなことぉ~」(新くんデレデレ)
3716
「どうしてだよお」
「決まり悪いよお」

あれですよね。硬派な彼氏に「好きって言ってよ!」って迫っている彼女みたいですよね。
_:(´ཀ`」∠):_

「好きって言ったらこのケーキやるぞ」
「ケーキ!?(・▽・)」

ケーキで釣るなwとツッコミつつ、「お母ちゃんと2人で食えよ」に妙にじ~んとしてしまった。虎先生は新に恋をしているだけでなく、お母ちゃんも大事に思っているんだなあって。

3717
「ケーキどうもありがとう。バイバイ♪」
「こいつ……!!」

虎先生を担いだと見せかけて、

「虎先生、好きです。おやすみなさい」

虎先生~、完全に新くんに手玉にとられちゃってるじゃないですかー。
3718

でも虎先生は幸せそうです。
3719
瀬戸の花嫁を歌っているし、軽快な足取りで廊下を歩いて階段を上っているし。

新くんに「好きです」って言ってもらえたもんね。
よかったよかった。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第36回-

2016/5/23 月曜日 - 23:46:01 - タグ:

すったもんだの末に虎先生と新くんはお互いの気持ちを確かめ合い、恋人同士になった。
けれど、まだ大っぴらには宣言していない。
それゆえにジャマされたりしてもどかしいんだけど、2人だけの秘密の共有というのは甘美なものでもありますね。
虎先生と新くん、恋人編スタート。
 
 
虎先生と夜中の12時近くまで二人っきりだったことをお母ちゃんに言わない新。
それを知っているけれど、新に何もきかないお母ちゃん。

仕事帰りに縁日に寄って綿菓子を買います。新は綿菓子の割り箸を捨てないで洗って台所で使うという。
テンポのいい会話は、おっかねー。勢いでスルッと白状してしまいそうになる。

「おまえもなかなか所帯じみたところがあるんだね」
「そりゃさ、結婚したらさ、所帯持ちにいい奥さんになりたいしさ」

3601
「いつ結婚すんの?」

3602
「まだわかんない……Σ(゚Д゚;)」

「やだー、お母ちゃん相手もいないのに」
「ふーん、相手はいないの」

↓相手はピョンと跳ねながら新を迎えに来た浮かれポンチ
360301

お母ちゃんにさんざん心配をかけたんだから「虎先生もわたしのこと好きなんだって!」って教えてあげればいいのにねえ。でも、プロポーズを受けた翌朝に「おまえがお嫁にいっちゃったら寂しいだろうね」なんて言われたものだから出鼻をくじかれちゃったんでしょうなあ。
それとも、やっぱり、前夜にやましいことでもしてたんですかね(下世話)。なにせ夜中の12時はただごとじゃありませんよ(しつこい)
 
 
虎先生と新としーちゃんとマー坊はバッタリ会っておでん屋さんへ。
バッタリというか、虎先生は新を待ち伏せしていたら、おまけが2人もついてきた。

新「こんにゃくください」
虎「僕もこんにゃくね(*´∀`)」
(新くんと同じメニュー頼んじゃった)

志「わたしもこんにゃくと、がんもどき」

3605
(こいつらジャマだなあ……)って目が言っている。
かろうじて新くんの隣を死守しただけでも、以前と比べたら大したもんだぞ虎先生。

「広道はどうしているんだい?また勉強かい?」
3606
(しーちゃん(ついでにマー坊も)回収してくれよ)と絶対思ってる。

しーちゃんは広道と十七子にはやたら過敏のくせに、虎先生と新の距離感の変化には鈍感で、わかった風な口をきいて全然わかってないところにイラッとくる。

だがしかし、しーちゃんの目を盗んで、コソコソこんな会話をしているのを見ると
3607
「ずいぶん早く帰ったんだね」
「ええ」
「さっきね、看護婦室に行ったらもう帰ったって言われて」

コンチクショウ!!と壁を殴りたくなりますね。2人がかわいらしくて。しーちゃんもマー坊もお邪魔虫。虎先生と新の心だけが通じ合っている。
 
 
別れ際も2人で話したいのに話せない。
虎先生が「新くん」と話しかけても、全部しーちゃんがもっていってしまう。
じゃまなんだよ!!
3608
3609
3610
でも、新くんも虎先生も同じことを考えているから。

おんぶや
3611
強制連行で
3612
別れ別れになっても、お互いが別れを惜しんでいるのだから、夢のような甘さでしょ。
 
 
翌日
「いやー、ゆうべは残念だったなあ。せっかく2人っきりになれると思ってさ。僕むかえにいったんだよ」
3613
「わたしも、もしかしたら虎先生に会えるかと思って」
新くんがデレたー!!!!
もしかしたら初デレ!?

3614
虎先生、溶けそう。
素直に「2人っきりになれる」と言えるようになったし、新くんには「虎先生に会えるかと思って」と言われるし。35回分のジレジレもだもだが大爆発かー!!!(歓喜)
 
 
だがそうは問屋は下ろさない。
虎先生が距離をつめようとすると

「あのねえ♡」
3615
スッと真顔に戻ってサッと身を引く

3616
「なんだよ。どうしてビックリするんだよ」
「いえ、べつに……」

「あのねえ♡」
3617
サッ

「どうしたんだい?どうしたんだよ」
3618
迫る虎先生を避けて、新くん逃げちゃった。

でも好かれてるのわかってますから。

3619
「慣れてないんだよな。ははは」

デレッデレ……からの

「虎先生」(ドアの外からの声)

3620
キリッと二枚目

「急患なんです。石川さんの赤ちゃん急にひきつけて」
「ああそう、じゃ、どうぞ」

おそらくこれが虎先生のニュートラルな表情
3621
 
 
周辺は小雪さんが家出したり、希さんが大病を患っていたり、
広道が
3622
「僕は宮川先生に特別な感情を抱いていないよ。彼女が頑張っている姿がいじらしいから特別なお節介を焼いているんだよ」
と訳のわからないことを言ってますが(特別なお節介なんて言葉は初めて聞いたわ)

虎先生と新くんはイチャイチャしてました。


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どうしてこんなに夢中で見てしまうのだろう

- 0:01:59 - タグ:

『ありがとう』の感想を毎日好き勝手に書いています。
第1シリーズは全30話、第2シリーズもいまのところ欠かさず感想を書いています。
感想に対するコメントやメッセージもありがたく拝読しています。

自分でも驚いているんです。よくまあ、毎日毎日書いているなあと。
『ありがとう』を見ていると語りたいことがたくさん出てきてしまうんですよね。
なんでかなあと考えてみると、登場人物たちがテレビ画面の中で生きているからだと思ったのです。
今日いただいたメッセージにも、役者さんの演技の巧さが『ありがとう』にハマる理由の一つではないかと書かれていて、その通りだと思いました。

テレビの中にいるのはチータや石坂さんや山岡さんではなく、新くん、虎先生、お母ちゃんなんですね。乙羽信子さんではなく婦長さん。児玉清さんではなく龍之介先生。
テレビの中でみんなが生きている。だから見ていて飽きない。
シリアスでなくても、現実とは離れている話だとしても、みんな生き生きとしている。
設定がシビアとか、深刻に辛い目にあうとか、リアルである必要もないんだなあと。
アッと驚く展開である必要すらない。

『ありがとう』の中で最もくるくると表情が変わるのは虎先生です。新くんが絡むと浮かれたりふて腐れたり怒ったり、表情と声の変化が激しいです。でも「顔芸」には見えません。虎先生の感情と表情が繋がっているから。変化がとても自然。
みんな話し方もとてもキレイで声が聞き取りやすい。ドラマを見ることに変な疲れを感じさせません。
「デマ野郎」とか「ペンダントが嫌-!」な万希男でさえ、桃とのやり取りに笑っちゃうことがあるんです。
最近は十七子と広道のすっとぼけたカップリングも楽しいです。広道は気がついたら結婚してたって事態になってもおかしくないわ。

残り話数が17話しかありません。1話1話を大事に楽しんで見たいと思います。
また気の向くままに感想も書き散らしたいと思います。

よろしければ、ぜひお付きあいいただけると大変嬉しいです。
 
 
明日からの『ありがとう』は虎先生のことをお母ちゃんに言えない新くんと、1日でも早く結婚したい虎先生のニマニマなやり取りが楽しみですね。
これも、もしも男女逆だったと考えると酷い話だなあwと思っちゃいます。
お互いが好き合っていることを確かめたのに、なかなか積極的に結婚の話を進めてくれない彼(新くん)と、結婚式はいつにする?新婚旅行はどこにいく?と顔を合わせるたびに迫ってくる彼女(虎先生)。
楽しみだなあ。
 
 
それにしても新くん、いままでは何でも包み隠さずにお母ちゃんに話してました。『ありがとう』を見返してみると、ぜーんぶ話してるんです。偶然会ったことも、喋ったことも全部。虎先生がサンドイッチを全部食べたことさえも。
その新が夜中の12時まで虎先生と2人っきりだったことを黙っている。悪いことをしたのではないのに、お母ちゃんに後ろめたい気持ちがある。新の親離れの第2歩(第1歩は横浜のひどい患者の話)かもしれません。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第35回-

2016/5/21 土曜日 - 0:21:26 - タグ:

「好きだよ」ずっと言えなかった言葉
いまなら何度でも言えるさ

ブリーフ&トランクスの『石焼イモ』の一節ですが、今回の虎先生がまさにそれ。何度でも言いますよ。新くんが「うん」と答えるまで。
 
 
虎先生に告白されて驚いているのは新だろうに、虎先生の方が茫然自失の表情をしている。
3501
3502
3503
新は花瓶を虎先生に渡して逃げてしまった。
小雪さん曰く、散らばったお花はちゃんと片づけてから帰ったらしい。
 
 
虎先生は小林知子さんとのことを白紙に戻したと院長先生に伝えた。
まわりくどい虎先生の説明に院長先生は業を煮やす。

「おまえも龍之介もどうして女のことになると歯切れが悪いんだ。だから好きな女に好きだとも言えずにウロウロしているんだ」
「いや、言ったよ」

3504
「ほう?」
この院長先生の聞き返し方がイイ感じ。
アパートに帰っちゃったとショゲる虎先生に、追いかけていって食い下がれとはっぱをかけた。
虎先生の朝ご飯に半熟卵が添えられていたことから、院長先生は新の気持ちに気づいたらしい。

3505
「よくいいきかせてやれ。結婚しても親父と亭主を区別するな。ひとつ残った水ようかんはちゃんと親父に食べさせろ」

水ようかんについては100%虎先生に責任があるわけですが(第15回、第16回)。新だって、まさか虎先生が院長先生の水ようかんを横流ししているとは思いも寄らなかったでしょうに。
院長先生は昨日の朝まで知子さんをデートに誘えと虎先生に言っていたのにコロッと新に宗旨替え。院長先生は虎先生の父親なので、虎先生と新が相思相愛ならば反対する理由はなーんもないんですわ。新にはお茶漬けもご馳走になっちゃったし。
 
 
そのころの新くん。

「それにしても虎先生、さっき一体なんだろう。冗談だね。あいつ悪い冗談言うから。じゃなかったら私の聞き間違いか」
3506
院長先生、大正解!
新くんを翌朝まで放っておいたら虎先生の一世一代の告白がなかったことにされるぞ、これは。
その日のうちに食い下がらないとダメなやつだ。
 
 
虎先生が訪れると先客あり。
3507

いつもならヘタれて出直してきそうですが、今日ばかりは負けない。「おめージャマなんだよ」オーラを発します。
3508
十七子も察しがいいようで、すぐに出て行った。
 
 
「昔さ、きみがまだ5つぐらいの時だったかな。西瓜の種を取ってやったことがあったね。友さんが会の紹介で初めてうちの病院に来たとき」
3509
「覚えてます。それであの、虎先生が楊枝で取ってくれて」

3510
「可愛かったなあ。あのときの君は。いや、今だって可愛いけどね」

虎先生ぶっちゃけた。とうとう本人を目の前にして可愛いって言っちゃった。
野球の話、プールの話、子どもの頃の話がポンポンでてくる。
でも虎先生は思い出話をするためにきたのではない。
 
 
3535
「新くん、さっきの返事きかせてくれないか」

3536
「え……?」

新くんの怯えた表情を見て虎先生の表情も歪む。

3537
「君、嫌いなのか? 僕のこと」

「いえ、あの、あの」

3511
「僕は君が好きなんだ。ずっと前から君と結婚しようと思っていた」

冗談や聞き違いとは言わせない。

3512
新くん、聞かざるのポーズしてるじゃん!
この期に及んで、小林先生のお嬢さんがどうの、水戸さんがどうのと言うけれど……
 
 
3513
「水戸君は関係ないよ。僕が好きなのは君なんだから」
 
 
「どうしよう……」
3514
「君が好きなんだ」

「あの……あのね、あの、ちょっとあたしあの、ボーッとして耳がガーンとなって何も聞こえなくなっちゃったから、これ、書いて」
「ああ、よし。じゃ、書くからな」
3515
 
 
3分弱のうちに、好きだと言うこと3回、書き示すこと1回。
今まで言えずにいたことが嘘のよう。
虎先生の気持ちは新にもようやく伝わった様子。
3516
虎先生の「好きです!」がしたためられた便せんを抱えてむせび泣く新。
 
 
虎先生が風邪を引いているあいだに水戸さんは何をしていたかというと、とげ抜き地蔵に虎先生と小林知子さんの破談を祈願してきたそうだ。
3517
広道もドン引き。
もしかしたら小林知子さんが虎先生が清拭されているのを目撃~別離と同じ時間に祈願していたのかも。まさに人を呪わば穴二つか。
というか、虎先生が風邪引いているのを知っていたのに、なにやってんだ水戸さん。
 
 
新が虎先生に対してツンツンした態度だった理由は、自分の片想いだから諦めなきゃダメだと言い聞かせてきたから。
虎先生、真相がわかってよかったねえ。全部愛情の裏返しだったんですよ。

2人の手の組み方がほぼ同じであることにニンマリしてしまう。
3518
「お母ちゃんも言ってました。なまじ望みを掛けるとあとで悲しい思いをするだけだって」
「新くん、君に悲しい想いなんか絶対にさせないよ。それだけは安心していいんだよ」

虎先生の「新くん」が若干食い気味に台詞を被せてきた。
ケンカのときでも虎先生は新の言い分を最後まで聞いてからやり返していて、新の台詞を遮ることはなかったはず。新は虎先生の見苦しい言い訳をぶった切ってましたけどねw

「悲しい思いを……」は虎先生には許しがたいことだったんだろう。
もっと端的にいえば「そんなくだらない理由で想いがなかなか通じなかったのか」とやり場のない感情もあったのかもしれません。
 
 
ああ、もう、幸せそうだあ。
3519
よかったなあ。よかったなあ。
第1シリーズのときもそうだったんだけど、新くん(光ちゃん)よりも、虎先生(進矢さん)よかったねえと思える。虎先生の方が苦節○年って雰囲気があるんだもの。虎先生、恋愛成就オメ!
 
 
……で、

3520
「新くん……」

キスした?(下衆)

3525

水戸さんの反応が「聞いちゃった」というより「見ちゃった」に近いきがして。
虎先生と新の恋愛成就の最初の目撃者になるとはエグい話だねえ。
 
 
龍之介先生が章子さんと復縁してご機嫌で帰ってきた。
嬉しすぎてここ数日の記憶が吹っ飛んでしまったようだ。
3526
「虎之介には誰か好きな奴でもいるんですか?」
「お父さん、誰なんですか、それは」
つい先日、虎先生に「おまえの古山くんに対する気持ちはよくわかったよ」と言ったばかりでないの。まあ、こういうこともありますわ。
 
 
龍之介先生も復縁して、虎先生は恋愛成就して朝から笑いが止まらない。
3527

十家の男連中が壊れていく

♪私 十六 満州娘 春よ 三月雪解けに♪
3528
3529

♪瀬戸は日ぐれて 夕波小波♪
3530
3531
 
 
お母ちゃんは新の様子から異変を感じ取っていた。
その矢先に、家政婦のきみから虎先生がアパートにお邪魔して12時に帰ってきたと知らされる。
広道は虎先生や新と一緒ではなかったという。
新と虎先生が夜遅くに一緒にいた? お母ちゃんに新たな心配事が発生。

というか、虎先生12時まで新くんと会ってたんかい!?
せいぜい10時くらいかと思っていたから驚いたよ。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第34回-

2016/5/19 木曜日 - 23:53:39 - タグ:

婦長さんの「新ちゃんお願い作戦」は、弱った虎先生と新を二人きりにしてお互いの素直な気持ちをさらけ出させるだけでなく、同時に院長先生の新に対する心証を良くするという、一石二鳥の素晴らしい作戦であった。
もちろん作戦を成功させるには新の家事能力が必須であるし、新は期待を上回る活躍をみせた。
 
 
夜勤帰りのお母ちゃんに婦長さんが新の働きぶりを報告した。
3401
「ただね、縁結びの神様がなんとなく虎先生と新ちゃんのまわりを動き出している。どうもそんな気がしてならないのよ。好きになるってことは自然なことでしょ。運命がそういうふうに動き出しているとしたら、友さん、逆らったってだめよ」

もしも縁結びの神様がいるとしたら、きっと、いつでも他人を気遣える落ち着いた、趣味はLP収集の優しい女性なのではないか。ま、婦長さんのことなんですけどね。
「逆らったってだめよ」の言葉が頼もしくていいなあ。
 
 
新が作った朝ご飯が豪華すぎる。
・ワカメの味噌汁
・キュウリと蟹の酢の物
・タラコの焼いたの
・いり鶏
ちょっと新さん!朝っぱらから手間をかけすぎでしょ!
これ普通?普通じゃないよね!?こんなに作らないとお嫁さんになれない!?

虎先生も起きてきた。お腹が空いたという。ご飯を部屋まで運びましょうかと新は気を回すが、虎先生は食卓で食べるからと断った。

3403
「いま顔洗ってくるからな」

虎先生はアレですよね。「すぐ帰るからな」といい、ちょいちょい新に対して亭主気取りの喋り方をしますよね。
 
二人揃ってダイニングを出て行く後ろ姿を見やる院長先生。
3404

虎先生の朝ご飯を見て
「半熟卵か……」

院長先生は、どこぞの保育園の園長先生よりも勘が鋭そうだ。
 
 
朝ご飯を食べた虎先生に「旨い」と言われて嬉しそうな新。
3405
褒められて素直に喜ぶ新くんはレアですよ。虎先生しっかり眼に焼きつけておかないと!
 
 
どうした広道、ホゲーッとして(十七子は実家に帰省中)
3406
広道は全然自覚してないっぽいけど、十七子に惹かれているのかもね。
自分自身の気持ちに鈍感な男に惚れると苦労するよー。まあ十七子だから広道がどうあれ勝手に楽しんじゃいそうだけど。
主人公の恋の相手役としては、広道みたいな恋愛感情に鈍いパターンが多いんじゃないかな。『ありがとう』のCMもそんな感じ(新は虎先生が好きだけど、虎先生の気持ちはわからない)。
最初っから新くん好き好きでデレデレしている虎先生が稀少なのだ。
 
 
広道は虎先生の具合を診るついでに昨晩の新くんの様子を伺う。
虎先生は新くんがいかによくやってくれたかをくどくどと説明。
「とにかく優しかったんだよ、ゆうべから。いつもの彼女らしくなかったよ」
「案外それが本当の古山くんかもしれんぞ」

3407
「俺もそう思うんだ」

虎先生は小林知子さんとの縁談を断ると明言した。

「古山くんと結婚できなくてもか?」

3408
「ああ。やっぱり自分の気持ちに忠実でありたいよ」

ようやく虎先生の腹が決まった。
 
 
鉄之介が遅れて登場。ゆうべ新が虎先生の看病をしたときくと
3409
「古山くんじゃダメだな。僕の小雪さんにきてもらえばよかったね」

これが虎先生の逆鱗に触れる。
3410
「おまえ、下手なことを言うとぶっ飛ばすぞ。おまえの女房が日本一だと思うな馬鹿」

直後、新が部屋に入る。
「サンドイッチつくったものですから、召し上がっていただこうと思って」
「おいしそうだねえ」

虎先生の声色が変わりすぎw
新が「下にもサンドイッチをご用意してますから」と勧めているときにはニコニコきいていて
3411

広道と鉄之介がグズグズしていると
3412
「おい、下いけよ!」とせっつく。
虎先生の豹変ぶりがすごい。
 
 
邪魔者がいなくなったところで。
新くんが「卵でしょ、ハムでしょ、キュウリでしょ」と一生懸命説明しているのに
3435

虎先生は途中からサンドイッチじゃなくて新くんを見ているから。
3436
3437
 
 
清拭をしようとする新と遠慮する虎先生が揉み合い
3413
| ゴロゴロ
|r’⌒X⌒ヽ ∩゙⌒゙、⊃
|ヽ__乂__ノ (。Д。)⊃ モファ

1日ぐらいお風呂に入らなくたっていいじゃんって思っちゃったんだけど、まだ8月でしたね。それに高熱で汗もかいたろうし。
結局、清拭をすることにしたようで、新が虎先生の背中を拭いてあげながらしみじみと
「痩せちゃったわね……」
いやいや、たった1日じゃ痩せませんて。
一晩熱を出しただけで痩せる風邪だったら、何度でもかかりたいもんだ。

二人きりで清拭なんかやっていると当然こうなりますわな。お約束。
3414
3415

出て行ってしまった小林知子さんを新が追いかけて引き留めた。
小林知子さんは十家に戻り虎之介に別れを告げるのだった。
3416
見事な引き際でした。
いろいろやらかしてくれている水戸さんに比べると、仙台からとんぼ返りした程度の小林知子さんは気の毒だなあとは思う。
新に妬かせるために、電話で「知子さんは着物が似合うから~」とか言っちゃってたしさ。新を煽るために利用しちゃってさ。この点に関しては虎先生は酷い男だよ。
そもそも小林知子さんとの縁談がなかったら、虎先生は未だに結婚も意識せずにグズグズしてたかもしれないよ。
 
 
小林知子さんとすれ違いに広道が入ってきた。
縁談が破談した虎之介に「頑固だな、おまえも」と笑いかける広道に

3417
「だって子どもの頃からずっと好きだったんだもん。いまさら変えるわけにはいかないんだ」

第1回から虎先生の態度が新にデレデレだったのは明らかでしたが、虎先生が新をいつから好きだったかは言及されてませんでした。
子どもの頃からと明言したのはこのときが初めて(のはず)。
後づけ設定かな?と思えなくもないけど、二人の遠慮のないケンカっぷりからして長いつきあいのようにも見えますね。
 
 
 
さあ~~って、ここまで既に長々と書きましたが、今回のクライマックスはいよいよここからですよ。
 
 
広道から虎先生が再び発熱したときいて十家に戻る新。
3418
「ご気分いかがですか?」
「うん……苦しいんだよ。なんだかこう、熱っぽくて」

この虎先生の声色が妙に色っぽくて恋の病だとか言い出すのではないかとハラハラした。
 
 
「どうだ、熱があるか?」
3419
「ありゃ!?」

まあ仮病だったようです。新に知らせに来た広道も一枚噛んでたということで、広道はそこそこ融通がきくらしい。
 
 
虎先生は新のおでこのたんこぶに気づいた。
「痛くないのか?」
「知りませんね」

3420
「なめてやろうか」
「バカバカしい!止めてくださいよ!」

なめてやろうかが卑猥に聞こえてドキッとしました。ケンカで遠慮なくポンポン言い合いしている2人ですが、色恋方面のきわどい言葉はありませんでした。「なめてやろうか」は2人の不可侵境界を踏み越えてしまったように思えます。
そりゃそうだ。だって虎先生は腹を決めたもの。新くんのおでこをなめるくらいで怯んでたまるか。
 
 
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「新くん、俺のかみさんになってくれないかな」

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「好きだったんだよ。子どものときからずっと」
 
 
新が驚いてジタバタして花瓶を落としてコミカルなBGMが流れているのに
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虎先生はコミカルな空気に流されずに、うつろな瞳で新を見つめていた。
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次回につづく! 
 
 
プロポーズの言葉そのものよりも、絞り出すような声で「好きだったんだよ。子どものときからずっと」にグッときました。ずっと言えなかった言葉だったと思うんですよね。


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