「ありがとう」第3シリーズのCMがノリノリな件について

2016/11/9 水曜日 - 22:27:54 - タグ:

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ジャーン!

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ジャーン!!

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ジャーン!!!

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キター!!!!
 
 
ちょっ……!BS12トゥエルビがノリノリすぎ!!
いやほんと、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! ですけど。
視聴者のご要望にお応えして!!がグイグイ伝わってきます。
 
 
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帰ってきたのは母娘だけじゃないぞ!!
 
 
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主人公に首ったけのデレデレハンサム超絶二枚目も帰ってきた!!!
元気さんにもテロップ入れてください。おねがいします。
 
 
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11月24日から放映開始!!
早く来い来い番組表!
録画予約を忘れてしまうそうで怖いからー。
 
 
CMの時点で「おや?」と思うのは山岡久乃さんの表情と石坂浩二さんの髪型ですかね。
第3シリーズの母娘は、しっかりものの娘とおっとりお母さんだそうです。
山岡さんの笑顔が良い意味で間が抜けているように見えます。
それから石坂さんの髪の毛が長い。優男比が進矢さんの2倍、虎先生の1.5倍というところでしょうか。
優柔不断のフニャフニャ男でないことを祈ります。
デレデレはいいがグデグデはいかん。

秋深し(もう冬だけど)、期待も深まるばかりなり。


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こんな僕だけど…… 『ありがとう』感想

2016/10/13 木曜日 - 0:15:49 - タグ: , ,

2016年11月24日から『ありがとう』第3シリーズの放映開始ということで、いままで気になっていたけど記事にしていなかったことを書いていきたいと思います。

『ありがとう』第1シリーズから第3シリーズまで、石坂浩二さんの配役はここぞというところで言う言葉がありました。
 
 
こんな僕だけど
 
 
第1シリーズ 第30回 進矢
3051
3052
「こんな僕だけどね、近い将来、君を嫁にもらいたいんだ」
 
 
第2シリーズ 第43回 虎之介
4319
4330
「僕もこんな人間ですけど一生懸命やりますから安心してください」
 
 
第3シリーズ 元気 (ネタバレ御免)
「こんな僕でよかったら(お嫁に)来ませんか?」
 
 
初めて「こんな僕」を聞いたのは第1シリーズの進矢さんでしたが、何言ってんだ?この御方は。と思いましたね。
だって超絶二枚目で、ちゃんと働いていて、性格もいいのに「こんな」ってなんなの。進矢さんに「こんな」言われたら、世の人々は「どんな」なんだと。まあ衝撃的な言葉でした。
そしたら虎先生まで「こんな人間」で、元気さんも「こんな僕」と言ってるじゃあありませんか!

『ありがとう』は1970年代始めのドラマで、特に第1シリーズでは戦争の逸話も出てきましたし、いまとは異なる価値観の話もあります。男尊女卑の印象を与えかねない描写もありました(男尊女卑が脚本の平岩先生の思想ではないことは主人公を見れば一目瞭然ですが)。

そんななかで、進矢・虎之介・元気が「こんな僕」と称するのは、いい意味で違和感があり、新鮮でした。
「こんな」は卑下する言葉ではありますが、自分が大切に思っている人の前で自分を「こんな」と言えるのは、とても潔く、相手を尊重していることが伝わってきます。

「こんな僕」についてもっと深く掘り下げて考察したいのですが、夜も更けてきましたので今回はこれにて〆


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中居正広のキンスマスペシャル ドラマ波瀾万丈~金八先生・石井ふく子

2016/10/11 火曜日 - 1:14:09 - タグ: , ,

2016年7月1日(金)放送
 
 
金スマにて『ありがとう』制作秘話が放送されました。
バッチリ録画してましたし、ずいぶん前に見ていたのですが、ブログ記事にどうまとめたらいいものか悩んで書かずにいました。
だがしかし
11月24日から第3シリーズの再放送が始まるということで喜びの勢いで書いてしまおう!
 
 
まずは『ありがとう』の紹介から始まりました。第1シリーズのストーリーを説明。

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第1シリーズ 四方 光(よも ひかる)婦人警官
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第2シリーズ 古山 新(こやま あらた)看護婦
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第3シリーズ 志村 愛(しむら あい)魚屋
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『ありがとう』の魅力は、やはり主役が水前寺清子さんだったことだと思うんですよね。
水前寺さん演じる光や新や愛に、石坂浩二という超絶ハンサム二枚目が演じる進矢さん、虎先生、元気さんが恋い焦がれていたから面白かった。ラジオ番組のありがとう特集で杉作J太郎氏いわく

杉作: こういうことなんですよ。石坂浩二さんと水前寺清子さんが恋愛をする時点で、これも若干ドラマチックでしょ。
 
神門: ええ。
 
杉作: 水前寺清子さんというのは男らしい、というか「んー!?」というような、そういう感じの方ですから。石坂浩二さんがどっちかというと優しくソフトな感じの方。この2人が恋愛をするだけで若干すでにドラマはあるといえばあるわけですから。

ホント、こういうことなんですよ。
で、金スマではプロデューサー石井ふく子がいかにして水前寺清子を口説き落としたかに焦点が当てられていました。
『ありがとう』の逸話は他にもありますが(水前寺さんが超多忙の為リハーサルにも参加できずに本番一発勝負だった)割愛。あくまでも石井ふく子特集なので、石井ふく子の武勇伝を端的に表すエピソードに絞ったのだと思われます。
 
 
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庶民的で明るくて元気な子を、のイメージにピッタリだったのが、当時超売れっ子歌手だった水前寺清子さんだったのです。
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いま見ると、光が歌っているみたいな妙な錯覚をおぼえますね。
 
 
超売れっ子の水前寺さんをトイレで待ち伏せして口説く石井P。なりふり構っていられません。
こういうやり取りがあったとのこと。

水前寺: ドラマでしたら他に綺麗な方はいくらでもいるじゃないですか。
石井: 美人じゃないからいいんです。
水前寺: へ?
石井: 水前寺さんの美人じゃないところが気に入ったんです。確かに美人な人はたくさんいます。でも美人じゃダメなんです。水前寺さんのように美人じゃないからいいんです。美人じゃないからお願いしてるんです。美人じゃないから好きなんです。
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そうはいっても芸能人ですから華はありますし不器量には見えませんが、いわゆる往年の美人女優とは違う水前寺さん。
ドラマは無理と思っていたが「美人じゃないからいい」という言葉でドラマ出演を決意したのだそうです。

そしてドラマ放映開始。
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↑第1シリーズ

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↑第1シリーズ

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↑第1シリーズ

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↑突如、第2シリーズ

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まとめ
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11月24日が楽しみですねー。


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『ありがとう』第3シリーズが始まりますよ!

2016/10/10 月曜日 - 22:21:16 - タグ:

『ありがとう』第3シリーズが
BS12トゥエルビにて
11月24日(木)よる8:00~放送スタート!

20161010
http://www.twellv.co.jp/whatsnew/2016/002862.html
http://www.twellv.co.jp/program/drama/arigatou3.html

ありがとう!
トゥエルビにありがとう!!

魚特集の一環というのは思いも寄らなくて不思議な気持ちですが、つい豊洲問題にも感謝しちゃうくらいです。

全53回、キャストは総勢20人。
主役コンビ(水前寺清子&石坂浩二)の出番がどれほどか心配がなきにしもあらず。第1シリーズも半分は豆せんパートで、第2シリーズもこころパートが多かった。
ぶっちゃけ、ホームドラマ・下町人情よりも、主役コンビの恋模様に胸を躍らせていますので、感想を書くとすれば第1シリーズ第2シリーズと同様になると思います。

第1シリーズの進矢さんも、第2シリーズの虎先生も第1回から恋しちゃってる状態でしたが、第3シリーズの元気さん(石坂浩二)は愛ちゃん(水前寺清子)と初対面で一目惚れする場面があるらしいので、もう、今からワクワクしちゃってますから。

楽しみ!楽しみ!!


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『ありがとう』第2シリーズのあらすじが楽しい

2016/7/14 木曜日 - 6:28:27 - タグ:

BS12トゥエルビのサイトで『ありがとう』のあらすじを読めます。これがなかなか面白い。
虎先生が主語になっていることも多くて、『ありがとう』において恋愛物語の主動は虎先生だったことがよくわかります。
 
 

<第3回>
担当の虎之介は、退院を許可した龍之介を攻めたが、保護者の希望とあればしかたがない。
そのうっぷんをまぎらわそうと虎之介は新を夕食に誘った。新は大喜びだったが、ついた先は、希の中華ソバ屋。そこには、虎之介にデートを断られた浄子が十七子ときていた。
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「うっぷんをまぎらわそうと」だなんて、虎先生もなかなかヒドイ男じゃないの。虎先生のお誘いでウキウキしている新くんが切ない。
第3回の罰が当たったわけではないのでしょうが、この先、虎先生が好意をもって新を誘ってもタイミングが悪かったり、断られたりで全然うまくいかないんですよねえ。
ところで虎先生のうっぷんはまぎれたのでしょうか。新くんとケンカしてましたけど。1言ったら100言い返しそうな新くんを相手にうっぷんをまぎらわすなんて、虎先生はMっぽいですぞ。
 
 

<第17回>
十病院は旅行の話でもちきり、今日も留守番のくじ引きで大騒ぎだった。新は運悪く留守番くじに当ってしまいガッカリ。新が留守番と聞いて、虎之介はおもしろくない。みんなに説得されて出かけることにしたが、なんとなく気がすすまない。
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好きな子が旅行に来ないからって意気消沈、未練たらたらの小児科医師(推定26歳)。
おもしろくないんだから仕方ないだろ!ってことで。
 
 

<第23回>
他人のことよりも、まず自分のことを考える現代っ子鉄之介と小雪の結婚。逆に他人のことばかりを考え、たがいに気を使いすぎたため、破局をむかえた龍之介と章子の離婚。現代流行の”年代の差”を、十家の長男と三男の離婚と結婚の問題を通して描く。

おい、十家の次男はどうした。
 
 

<第25回>
虎之介と新は、新の母、友の留守中に、ちょっとしたことからまたケンカをしてしまった。新の気持ちを確かめようと勇んで出かけた虎之介だが、どうもタイミングがあわない。
龍之介は、京都の実家に帰った章子から、いきなり離婚するという電話を受けてびっくりした。虎之介の京都の縁談がまとまれば、章子が戻ってこられる。そうなればまた夫婦の間もうまくいくと単純に考えていた龍之介だったので、章子の電話は思いもよらなかった。
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「虎之介と新は」って、恋愛面においては虎先生が主体ってことですね。いっつも虎先生の方がジタバタしてますもんね。
それから龍之介の考えは単純なのだと公式認定されてスカッとした。
 
 

<第28回>
京都の実家に帰っている義姉の章子に相談に行った虎之介の帰りが遅い。息子の太が一緒なので龍之介は気が気ではない。その夜遅く戻ってきた虎之介は、ばったり新に出会った。新のあまりサバサバした態度にカッときた虎之介は、つい見合いをしてきたといってしまった。それでも新は涼しい顔…。
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虎先生もわりと短気な性分のようで。
切ない怒りと強がりの笑顔……(´;ω;`)
 
 

<第32回>
虎之介が何の気なしに箱根のかえりみち買ってきて、古山家のドアにぶらさげておいたカマボコは、まわりの人たちに、いろいろな影響を及ぼした。
浄子は虎之介の新に対する気持ちをウスウス感じはじめたし、龍之介は、別居中の妻の章子に対する恋ごころを、改めて燃えたたせた。鉄之介は、小雪とケンカをして、以前よりも仲が良くなったのだ。

カマボコ1本の波及効果がすごい。
 
 

<第34回>
新は、徹夜で虎之介の看病をした。看病している新は、いつもの新とは別人のように優しかった。新のやさしさは、看護師としての義務だけではないと感じた虎之介は、広道にはげまされ、意を決して新にプロポーズした。
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<第35回>
虎之介は、新にプロポーズしたが、新はあわてて家に帰ってしまった。父の儀介にはげまされた虎之介は、新の部屋におしかけ、返事を聞きたいとせまった。むかしから虎之介を好きだったが、十家との身分の違いや、浄子や知子の出現で、あとで悲しい思いをするよりは、自分から虎之介をあきらめようと心に言い聞かせてきた。だから新は虎之介の申込を受けた。
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<第39回>
十病院では忙しいのに朝から虎之介と新が行方不明。みんなが困っているのにふたりはのんびりと院長室で結婚式の相談をしていた。父の儀介に公私混同してはいけないとキビしくいわれた虎之介は、いよいよ新の母の友に、新との結婚の許しを受けに行くことになった。
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<第40回>
虎之介は新との結婚を友に許してもらったと有頂天になっていた。だが広道や父の儀介は、喜んでばかりいないで、他人の気持ちを考えろと虎之介に意見した。その頃、新も友から浄子をはじめ仕事仲間のことを考える心が大切だと言われていた。
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有頂天とはこういうことだ。
「人生最良のとき」と言っていたもんねえ。
 
 

<第45回>
忙しかった結婚第一夜が明け、ようやくふたりで落ち着けると思ったのに、新妻の新は朝から洗濯や食事の支度におわれっぱなしだ。虎之介は居場所がなくて、ただ家の中をウロウロするばかり。夕方になって慰安旅行の人たちが帰宅し、夕食のあとかたづけも一段落。やっとふたりになれると喜んだ新と虎之介だったが、今度は太がふたりの部屋に入り込んで動こうとしない。朝からイライラしていた虎之介は、ついに太のことで兄の龍之介と喧嘩をしてしまった。
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言われてみれば、新は最初っから十家の家事をテキパキできていたのに、虎先生は所在なさげだったもんねえ。自分ちなのに。
朝からイライラしていたとは驚いた。しかも2人になれなくてイライラしているのは虎先生だけとか!


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虎先生が新にあげたもの 『ありがとう(第2シリーズ)』の感想

2016/7/10 日曜日 - 23:35:09 - タグ:

虎先生が新にあげたもの

患者さんからもらった雛あられ(第7回)
0716
「そんなツンツンするなよ。ほら、雛あられだぞ。いま患者からもらったんだけどね、うちは男ばっかりだから君にあげようかなと思って」
 
 
章子義姉さんのお土産のアイスクリーム(第13回)
友さんのお見舞いにかこつけて、新くんの分も確保。
1312
「アイスクリームをもらったもんですからね、もってきたんですよ」
 
 
千葉姉弟からのお裾分けの蒸かしたジャガイモ(第14回)
1419
「いい歌じゃないか。これ千葉さんからだ。おやすみ」
 
 
院長先生の水ようかん(第15回)
1514
「冷蔵庫を開けたらな、水ようかんが入ってたからもってきてやったんだ。嫌いじゃないだろ?」
 
 
院長先生の水ようかん。2回目(第16回)
1603
「水ようかん食べるかい?これもってけば?ちょうど2つあるから」
 
 
京都みやげのおかし(第28回)
2803
「お土産買ってきたんだ、お土産。これね、お菓子」
 
 
カマボコ(第31回)
3107
 
 
 
虎先生ってば本当に新くんばっかりだな!
露骨に贔屓しているじゃないか。女性ばかりの職場でこれが許されるのは兄妹関係ぐらいだろうて。
虎先生と新は少しだけ年齢も離れているし、ラブコメにありがちな「彼女は妹みたいなものだから」という台詞がなかったのが不思議だ。「妹みたいなもの」は『ありがとう』の時代にはまだなかったのかな。
あったとしても、虎先生は「妹みたい」だなんてサラサラ思ってなかったわけだし。

ああ、ありがとう第2シリーズ・ロスだあ。


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新はどうして素直になれなかったのか 『ありがとう(第2シリーズ)』の感想

2016/7/5 火曜日 - 0:15:10 - タグ:

虎先生が新を特別扱いしているのは明らかでした。
新だけ名前呼び、困ったときにはすぐに手を貸す、なにかと食べ物をあげる、慰安旅行で留守番と知るや「天竜市なんか行きたくない」と言い出す、「すぐに帰るからな」と亭主気取り。
水戸さんの罠にかかったり、縁談が降ってきたりと横やりもありましたが、虎先生なりに回避しようとしてました。とくに縁談のときには兄夫婦の内情まで新に暴露しています。見合いなんかしたくない、でも断ったら兄夫婦が離婚しそうだと。
それなのに新の返事は「見合いすればいいじゃないですか」
素直じゃないにもほどがある。

新はどうして素直じゃないのか。
本人の性格と言ってしまえば身も蓋もありませんが、大きな原因はこれだと思うんです。

3533
「お母ちゃんも言ってました。『なまじ望みをかけると、あとで悲しい思いをするだけだ』って」

お母ちゃんが新にこの台詞を明確に言った場面はありません。
逆説的にいえば、場面をつくるまでもなく、日常的に新に言い聞かせてきたかもしれないのです。
もしかしたら5才のとき虎先生の部屋で遊んで西瓜の種をとってもらって、仕事の話を終えたお母ちゃんに機嫌良く報告したかもしれません。それに対してお母ちゃんは「(勤め先の)お坊ちゃんなんだから、馴れ馴れしい態度をとるんじゃないよ」と釘を刺したかもしれない。
物心つくかつかないかの頃から身分違いと吹き込まれていたら……。しかし虎先生は構わず近づいてくる。新も自然に恋心をいだいても、どうせダメだと吹き込まれている、でも好きな気持ちは捨てられない。性格がひん曲がりそうです。

お母ちゃんは新が片親であること(十七子も片親だし、千葉姉弟と相沢三兄弟は両親がいないのに)に非常な負い目を感じ、虎先生とは身分違いだと卑屈になっています。
親としてそう思うのは勝手です。でもそれを子どもに押しつけるのはどうなんだろう。
新が失恋するのを見ていられなくて鳥取に引っ越そうとしたこともありましたね。娘が傷つく姿を見てられなかったのでしょう。
でも、それってどうなんだろう。

子どもが悲しい思いをしないように、傷つかないように、親が先回りすることが子どものためになるだろうか。
子どもが傷ついたときに、悲しい思いをしたときに、それを受け止めて一緒に泣いてあげるのが親ではないだろうか。
もちろん傷ついた子どもを見るのはしんどい。しんどいけど、一緒に傷ついて一緒に乗り越えてあげるものなんじゃないかなあ。
 
 
『なまじ望みをかけると、あとで悲しい思いをするだけだ』
まるで呪いです。
新はこの呪いに縛られていたのだと思います。

新にかけられた呪いを解いてくれたのは虎先生でした。

3534
「新くん、君に悲しい思いなんか絶対させないよ。それだけは安心していいんだよ」

どんなときもケンカのときも新の言葉を遮らなかった虎先生が、新が言い終わる前に「新くん」と言葉を被せてきたのはこれが最初で最後のはず。

虎先生の言葉通り、このさき新が虎先生との関係において悲しい思いをすることはありませんでした。
(結婚準備のすったもんだはありましたけどね)


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何度でもカマボコ事件を語る

2016/7/3 日曜日 - 0:46:32 - タグ:

まだまだしつこくカマボコ事件について。何度でも語りますよ。
『ありがとう』第2シリーズのカマボコ事件って本当に素晴らしいエピソードですね(第31回と第32回)。
なんといっても
どうして新だけにカマボコをあげたのか虎先生自身がわかってない!
新を好きなのは自覚しているにも関わらずですよ。

自分の恋心に気づかなくて、好きな相手を特別扱いしたことを友人等に指摘されて、
Σ( ̄□ ̄||)俺はあの子が好きだったんだ!
って気づくパターンはわりと多いと思うんです。

でも虎先生はわかってるんです。新くんを好きだと自覚してるんです。

3215
「ハッキリしてるんだよ。俺にはその気があるが、向こうにその気がないんだから」
 
 
他人から「古山くんが好きなんだろー?」なんて指摘されるまでもない。子どもの頃から好きだったのは伊達じゃないぜ。
ただ最近、自分が想うほど想われてない。新くんは僕のことを好きじゃないみたいだと落ち込んでいただけ。
 
 
「じゃあなぜ未練たらしくカマボコを届けたりしたんだい?」
3216
「俺にもよくわからんなあ」
 
 
俺にもよくわからん。これが真相。
突き詰めれば「好きだから」なのでしょうが、虎先生の行動は恋の意識レベルを突き抜けたところにある。
だから、龍之介先生の追及に対してもトンチンカンな答えを返してしまう。
 
 
3113
「なんでそんな中途半端なことをしたんだよ。古山君だけにカマボコやって他の人にやらないなんて」
「だってさあ、こんな騒ぎになるとは思ってなかったんだよ」
「どうせ買ってくるならみんなに買ってくればいいじゃないか。おまえお金なかったのか」
「いや、どこもかしこも店が閉まってたんだよ。で、ドライブインにたった1個しかなかったからね」
「1個?」
「ああ」
「するとおまえ、うちにも買ってこなかったのか」
「え……だって、誰も食べないだろ、うちは」
「食べるよ、僕。カマボコ大好き。おじいちゃんだって好きだよ」
「ああ、そうだったね。でもあの、1つしかなかったんだから」
「1つしかないカマボコを古山君にあげたのか?」
「誰にやったっていいじゃないか」
「帰りに公園かどこかで古山君に会ったのか」
「いや」
「じゃあ、いつあげたんだ?」
「ゆうべだよ」
「わざわざアパートまで行ったのか」
「うん」
「起きてたのか?」
「寝てたよ。だからそのドアのところにぶら下げてきたんだよ」
 
 
ホントにね、虎先生の支離滅裂さにはツッコミどころ満載ですよね。
 
 
3217
「するとおまえ、うちにも買ってこなかったのか」
 
 
当たり前ですが龍之介先生はカマボコを惜しんでいるわけではない。うちにも買わないくせに、古山くんにあげるという虎先生の中での優先順位のおかしさを指摘しているわけで。虎先生の気持ちを知らない龍之介先生にとっては、古山くんも職員の1人でしかないわけですから。

虎先生は「うちは誰も食べないから」と言い訳してもマー坊に速攻で論破される。
きっと虎先生、家のことなんか全然考えてなかっただろ。たった1個のカマボコを見つけた瞬間「新くんにお土産あげよう」になったのは容易に想像つく。院長先生の水ようかんを「水ようかん食べるかい?これ持ってけば?丁度ふたつあるから」ってあげちゃうんだから。
院長先生はカマボコも好きらしいのに、水ようかんに引き続き食べ損ねてしまった。またしても新くんの前に敗れ去ったのだ。新くんからは半熟卵で差をつけられてるし、虎先生は「親父より女房が大事」と即答するし、院長先生……(´;ω;`)

虎先生の「1つしかなかったんだから」って論理は、「どうして古山くんにだけあげたんだ?」の答えになってないw
虎先生としてはとにかく新くんにあげるが揺るぎない答えなんだろうけど。
このあとも龍之介先生は「どうして古山くんにカマボコをあげたのか」を尋ねているのに、虎先生は「どうやって新くんにカマボコをあげたのか」を答えていて、WHYにHOWで答えるチグハグさが面白くてしかたない。
 
 
「起きてたのか?」
3218
「寝てたよ。だからそのドアのところにぶら下げてきたんだよ」
 
 
きいてない。誰もそんなことはきいてない。
龍之介先生は「寝ているのに、どうやって渡したんだ?」と質問しているんじゃないのにw
ひとつしかないカマボコを「誰にやったっていいじゃないか」と虎先生が言うから、古山くんにあげる理由を追及しただけだ。

最初に会ったのが古山くんだったから古山くんにあげたのならわかる。だが違うという。わざわざアパートまで行ったという。龍之介先生は心配して起きて待ってたんだぞ。
アパートで起きていたのが古山くんだけだったというなら、わかってやってもいい。だが違うという。ドアノブにさげてまで昨夜中に渡したかったのか。
まるで意味が判らない!!
 
 
「変だよ、虎兄さん。どうして古山さんにだけあげたんだよ」
マー坊の容赦ないツッコミで振り出しに戻ってしまった。
虎先生は、何が何でも新くんにカマボコをあげたかったと説明しているだけだもの。
3219
スッと身を固くする虎先生。表情の変化や動きが細かい。一瞬たりとも見逃せません。
7才の子どもでも変だと思うのに、虎先生だけが変だとは思ってない。楽しすぎるw
新くんにあげたかっただけだもんなあ。
 
 
3108
カマボコをさげて

3109
一礼して

3118
表札を見上げて

3119
帰り際も振り返る

これを無意識にやっちゃうんだから、虎先生には新くんしか見えてないんだわ。
 
 
3120
「カマボコどうもありがとうございました」

新くんにお礼をいわれてデッレデレのグニャグニャの虎先生。
3121
3122
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新くんにだけカマボコをあげたのもマズイけど、他人(しかも水戸さん)の前で、このデレデレイチャイチャは酷いわー。気遣いゼロだわー。虎先生はマジもんの天然だわー。

新にカマボコをあげたかったからあげる。自分がどう想われているかも関係ない。虎先生の新への一途さは『ありがとう』の屋台骨になっているのだと思います。それが凝縮されたエピソードがカマボコ事件。面白いに決まってる。
 
 
<おまけ>
いままで虎先生が新にあげた場面を振り返ろうとしたら、初っ端の蒸かしたジャガイモで新発見。
このとき虎先生は些細なことから新に口もきいてもらえない事態になっていて、千葉姉弟からのお呼ばれにも新は来なかった。

1421
「姉さん誘わなかったのか?」

1422
「お誘いしたんだけどね、(友さんが)病気あがりだからって」
 
 
このとき、虎先生が最初はバツの悪そうな表情をしているんだけど、「病気あがり」ときいた後に細かく頷いている。
自分を嫌って来なかったわけじゃないってホッとしているように見えた。
ホント、虎先生の一挙手一投足から目を離せない!!


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ごごラジ!「検証・昭和のTVドラマ」『ありがとう』の書き起こし

2016/6/26 日曜日 - 20:06:23 - タグ: ,

『ありがとう』第2シリーズの放映が終わってから、はや一週間。みなさま、いかがお過ごしですか。
虎先生がいかに新にデレていたかを思い返しては、ニヤニヤしたり切なくなったりしています。ああ、ありがとうロス。
もっと語りたいです。感想を話し合いたいです。

ラジオで『ありがとう』を取り上げるという情報を、ツイッターでいただきました。ありがとうございました。
この番組を聴くためだけに、スマホにラジオアプリをダウンロードし、仕事中にコソコソ録音しました。
 
 
 
ごごラジ!「検証・昭和のTVドラマ」『ありがとう』
2016年06月17日(金)放送

神門光太郎アナウンサー: さあ、様々なジャンルの情報を日替わりでお届けする『ごごラジ!好奇心のコーナー』。今日は映画監督で漫画家の杉作J太郎さんにお越しいただいております。どうぞよろしくお願い致します。

杉作J太郎: よろしくお願いします。

神門: 往年の名作ドラマを独自の視点で語っていただく「検証・昭和のTVドラマ」さあ今日検証致しますのはホームドラマの傑作『ありがとう』

<ありがとうのOPが流れる>

神門: 水前寺清子さんの歌う『ありがとうの歌』チータでございますね。聴き入ってますね。

杉作: どもども。そうです。懐かしいなあと思って。聴かれてるひとの邪魔をして良いのかなと思ったんですけど、邪魔させてください。『ありがとう』というのはですね、このいま歌っておられます水前寺清子さん、そして石坂浩二さん、そして日本を代表するお母さん女優と言われておりますね山岡久乃さん。この3人が中心になりまして展開していったホームドラマなんですね。

神門: わたし『ありがとう』世代ではないんですが、最近また再放送もね、どこかのチャンネルでやってたり。やっぱり根強い人気なんですね。

杉作: 視聴率が当時、民放でですよ、50%超えてたんですよ。56.3%!

神門: えらいことですね。

杉作: これは大変在宅率がすごかったのかな。在宅してるわけですよ家で。携帯テレビとかありませんから。

神門: だからそのために『ありがとう』が始まるからって家に帰るって方も大勢いらっしゃったってことですよね。

杉作: そういうことだと思います。もう泥棒があがったりだったと思いますけどね。ちなみにね、視聴率の最高はNHKなんですよ。さっき民放ではってわざわざ言いましたけど。じゃあ民放ではってなんで言ったの?っていうと、NHKなんですよね、実は。NHKのドラマ、わかります?

神門: 『おしん』?

杉作: 当たりです!1位は『おしん』です。おしんの物まね(割愛)
『ありがとう』の出演者は乙羽信子さん、児玉清さん、長山藍子さん、佐良直美さん、沢田雅美さん、岡本信人さんあたりは第1シリーズから全部で第4シリーズまであるんですけど、ずっと出演されるんですよ。
ところがね、変わっているのは、出演者はいつも一緒なんですよ。一緒なのに物語は全く違うんですよ、実は。

神門: というと?

杉作: 『ありがとう』は『ありがとう』なんですよ。

神門: 『ありがとう』というタイトルは変わらないんだけれども?

杉作: ありがとう精神もあるんですよ。ありがとうスピリッツは完全にあるんですけど、設定と役柄が違うんですよ。
だから第1シリーズが婦人警官編、第2シリーズが看護婦編、第3シリーズが魚屋編、第4シリーズがカレー屋編という。あなたはどの編をよく覚えてますか?ってくらいね。あ、そうだったっけ?という人もいると思いますよ。

神門: ああ、確かに。過去の映像を途切れ途切れにダイジェストで見ると、お店屋さんで働いている水前寺清子さんもいれば、それこそ婦人警官の恰好の場面もあるし

杉作: そうそう。

神門: なんなんだこのドラマはと。

杉作: そうそう、この人いろんな職業やったのかなって展開になりますけど、それは違うんですよ。全然別の役なんですよ。

神門: 名前はどうなんですか?同じなんですか?

杉作: 名前も違うんですよ。

神門: 名前も違うんですか。

杉作: 関係性は一緒なんですよ。石坂浩二さんと軽い恋愛関係になっていって、いまでいうラブロマンス、ラブコメ、あだち充さんみたいな世界に入っていくのは事実なんです。

神門: あだち充さんですか(笑)

杉作: 『タッチ』みたいな感じになっていくのは事実なんです。近所に住んでるもの同士ですからね。ただ、ちょっとした輪廻転生じゃないけどね、『火の鳥』みたいな話なのかもしれません。

神門: 生まれ変わったらまた一緒になりましょうね、みたいな(笑)

杉作: だから『ありがとう』は『火の鳥』にちょっと似てますね。『火の鳥』もわりと登場人物が似ているじゃないですか。鼻の大きな我王ですかね。でも役はいつも違うわけですよ。そういう部分もあるのかもしれないけど、それはちょっと違うでしょうね、たぶんね。

神門: 違うんですか。どこかに着想のヒントを得たわけでは。

杉作: すいません。たぶん違うと思います。

神門: 1970年から75年まで、わたし生まれる前ですね。ホントに。

杉作: まだね、日本がね、高度成長期です。オリンピックのあとですから。

神門: 万博が70年というのをずっと何回も放送の中で言ってるんですけど。その時期です。

杉作: そうですね大阪万博の。だからもう世の中みんなが頑張っていこうやって、そこで『ありがとう』ってドラマなんですけど

神門: ええ、ええ

杉作: これがですね、物語がちょっと変わってましてね。普通はいまのドラマだと問題が起きたりとかね、アクシデントが起きたりとか、大変なことがあったとかで視聴率を取っていこうとする、民放の場合は。『ありがとう』は一切ないんです。

神門: どういうことです?

杉作: たとえば、嫁姑みたいな感じになってくるんですけど険悪な雰囲気には絶対にならない。

神門: (笑)嫁姑問題はありそうなんだけれども。

杉作: 設定としてはその関係性は当然あるんですが、親戚同士の争いとかも一切ないし。

神門: みんな仲良し?

杉作: みんな仲良し。悪い人はいない。

神門: それでどう物語を進展させていくんですかね。

杉作: だからこう、それでなんていうんですか、些細な日常の中で若干の困ったこととかは起きるんでしょうね。500円足りないとか、急いでなんとかしなくちゃいけなくなったとか、どこそこへ急いで行かなきゃいけなくなるとか。お祝いなににしようかとか。好きな人が家にくるんだけどどうしようかとか。そういうことなんですよ。

神門: 日常の中にドラマがあるといいますけれども、本当に日常の中の日常ですね、それは。

杉作: だからそういう意味でいいますと、ちょっとみなさんイメージしにくいかもしれないですけど、いまの若い方がこれを聴いていたら。『サザエさん』とかに近いかもしれませんね。

神門: あああ、なるほど、なるほど。確かに大きな出来事はあんまりないですもんね『サザエさん』も。カツオが0点とるとかそんなもんで。

杉作: こういうことなんですよ。石坂浩二さんと水前寺清子さんが恋愛をする時点で、これも若干ドラマチックでしょ。

神門: ええ。

杉作: 水前寺清子さんというのは男らしい、というか「んー!?」というような、そういう感じの方ですから。石坂浩二さんがどっちかというと優しくソフトな感じの方。この2人が恋愛をするだけで若干すでにドラマはあるといえばあるわけですから。

神門: そのシチュエーションそのものが。

杉作: ここから、この脚本すべて平岩弓枝先生なんですが、平岩弓枝先生が細かく細かくきめ細やかに物語をえがいていくわけです。たとえば石坂浩二さんと水前寺清子さんがいよいよ付き合い始めてキスしようとキスをね、口づけをしようとした瞬間、誰かが入ってきた。

神門: (笑)(笑)(笑)

杉作: そういうことをしていくわけですよ。

神門: みんな、石坂浩二さんと水前寺清子さんを心から応援しようと視聴者の方多かったんですよね。

杉作: 応援してるし、周りの出演者の人たちも応援はしてるんだけど、そこへ岡本信人さんとかが入ってくるわけですよ。

神門: (笑)悪気もなく(笑)

杉作: 悪気もなく。そんで「なんかしてたの?」みたいな。

神門: (笑)(笑)(笑)そこを察しろよ、と。

杉作: ええ。これが第2シリーズとかになると井上順さんが入ってきてますから、井上順さんがその役でしょうね。

神門: は~~~

杉作: 入ってくるわけですよ。で、悪意もなく「なんかあったの?」みたいな。井上順さんの顔が目に浮かんできますね。

神門: いつも(お便りを)いただく方から、「人間のあたたかな心のふれあいがしみました。いまの時代にあのような番組があったらもう少し暮らしやすいあたたかな世の中になると思います」という。そうなんですね。

杉作: まさにそうだと思いますね。だからいまはどちらかというとね、悪い面とか嫌な面とかを誇張してじゃないですけど、えがきだしていこうという克明にえがくドラマや映画とかがわりと流行りますけどね。

神門: こんなこと本当に世の中に起きるんだっていう。奇想天外なことが起きたりとか。

杉作: ところがこれはね、逆にいいますとね、こんなことが世の中に本当にあるのだろうかというのが良い部分なんですよ。で、いいことがたくさんあると楽しくて気持ちいいなっていう気持ちになるんじゃないですかね。
あと全体を通してのシリーズの特徴がありましてね。お父さんはいないんですよ。この家に。

神門: はいはい。

杉作: これはね、おそらく、高度経済成長期ですから父親が家にいないんですよね。お父さんがいる家庭でも働きに出てて、遅くまで仕事してて。遅く帰ってくるから。お父さんがいないほうがホームドラマとしてリアルだったわけですよ。

神門: それってどういうことですか?

杉作: お父さんはいつも家にいないから、どっちみち。仕事してるわけですよ。残業残業でね。いまみたいな時代ではないわけですよね。

神門: 敢えてお父さんという設定を排除したと。時代を反映させて。

杉作: それで山岡久乃さんの存在が大きくなってくるわけですよ。

神門: なるほど。

杉作: だから山岡久乃さんと石坂浩二さんといえばこれは親子ですから名コンビでね。素晴らしかったですよね。のちにね、いま見ようとして見られるのは市川崑監督の『犬神家の一族』という映画……その次の『悪魔の手鞠唄』っていう映画。あの映画で石坂浩二さんが山岡久乃さんの家に聞き込みにいくんですよ。三味線のお師匠さんのところに。このときにね、物語は陰惨な物語なんですけど、信じられないようなあたたかな空気が流れるんですよ。

神門: 『ありがとう』の空気が。

杉作: さすが市川崑は素晴らしいキャスティングするなと思って唸ったのを覚えてますがね。ここにもってくるか。2人とも初対面なんですけど全然そんな感じじゃないんですよ。あたたかいんですよ。ありがとうって感じなんですよ。

神門: ホームドラマ。そこだけ。

杉作: それぐらい、この3人のチームワークはよかったですね。

<ありがとうの内容から反れたので割愛>

杉作: いまと違うのは全てスタジオなんですよ。スタジオドラマ。いまはホームドラマとか普通のテレビドラマでもロケものが多いなか、全部スタジオの中で。それで当時TBSがまだ緑山が出来る前なので、おそらくセットもそんな大きいのは組めなかったと思うんですよ。だからわりとこじんまりとしたセットで、こじんまりと展開していった物語ではあるんですが

神門: じゃあ、あそこの赤坂で撮っていたということなんですかね。

杉作: 可能性はあるんじゃないですかね。

神門: そうですか。

杉作: スタジオドラマですからね、リアリティは難しいなってところはあるんでしょうけど、そこを出演者のみなさんの軽妙な感じで全部出していかなきゃいけないという。これはやっぱり出演者に比重は結構あったと思いますね。

神門: だからもう、そういう周りのセットの背景がどうだどか、そんなことは一切、そんなに気にならないくらいの、人間にも迫ったドラマだったといえるかもしれませんね。

杉作: そうですね。それを毎週決まった時間にテレビで見ることによって、第2の、自分がいま暮らしている家族とは別のもう一つの家族を自分がもってるかのような。そういうあたたかい気持ちになれたんじゃないですかね。ホッとするような。だから一人暮らしの方なんかでも番組を見ていると一緒の家にいるような。そういう気持ちになれたんじゃないかと。

神門: この70年代に放送された『ありがとう』ってドラマですけれども、ひとつ考えるとどういうドラマだったといえるでしょうかね。

杉作: セットのこともそうですけど、よぶんなことはわりと省いてあるわけですよ。本当に必要なものだけをえがいていこうという、大切なことだけをちゃんと伝えていこうという、それがタイトルにも出ているわけですよ。『ありがとう』この気持ちを大事にしていこうよ。そして中で語られる物語もね、チータ、水前寺清子さんが言うのはね「嘘をついちゃいけないよ」それとか「勇気のない男はいけないよ」とかね。これは山岡久乃さん、大事なことを何度も何度も繰り返し言うわけですよ。それによってピュアな登場人物、ピュアな視聴者、そういう浄化作用のようなものがね、あったドラマだと僕は思いますね。

神門: 先ほども、いまの時代にそういうドラマを放送してはどうかという意見もありましたけれどもね。

杉作: 真実を見せるのもいいんだけど、理想像を毎週えがいていくことにも意味はあるよという、まさにそういうドラマだと。それが支持されたわけだから、わりと良い世の中だったんじゃないかと思いますね。

神門: それでドラマの世界に自分自身も入っていってしまったというメールもあって
「まだ子どもだったので細かいストーリーは覚えていませんが、楽しみに見ていた記憶があります。本当に誰もが見ていましたよね。当時はドラマと現実とをゴッチャにしている人が多かったです。石坂浩二さんと水前寺清子さんは本当に結婚したんだと思っていた人たくさんいましたよね」

杉作: そうでしょうね。

神門: それぐらい、錯覚させるくらい

杉作: ありましたね。物語の中で死んだ人がいたら本当に僕も死んだと思ってましたからね。そういう時代だったと思いますけど。そういう部分も含めて視聴者の方もピュアだったんですね。

神門: ピュアにいきたいものですね。

杉作: そうです。

神門: 今日は「検証・昭和のTVドラマ」と題しまして杉作J太郎さんにあの高視聴率ドラマ『ありがとう』を紹介していただきました。ありがとうございました。

杉作: ありがとうございます。

神門: ありがとうございました。
 
 
 
話題が光と進矢さん、あるいは新と虎先生、はたまた愛と元気の恋愛模様が多めだったことに非常に満足しております。
悪い人はいない、みんな仲良しであることや、父が不在の背景、出演者の技量が高かったことなど、うんうんと何度もうなずきました。
この番組では「懐かしの~」ですが、我々にとってはつい一週間前なので、不思議な感覚で聴いていました。

↓こんな場面は見てないし!
たとえば石坂浩二さんと水前寺清子さんがいよいよ付き合い始めてキスしようとキスをね、口づけをしようとした瞬間、誰かが入ってきた。
見たかったああああああ。


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『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第52回-

2016/6/20 月曜日 - 2:23:47 - タグ:

いよいよ最終回。
最初から最後まで終始一貫してブレなかったのは、虎先生が新を好きで好きで仕方ないところ。ケンカしても、拗ねても、落ち込んでも、調子に乗っても、新への気持ちが揺れることはなかった。だから全話見られたのです。
 
 
早朝勤務の看護婦さんに温かいお茶を差し入れる新。
「お疲れ様。早いですね。お茶いれましょうか」の言い方にも品があり、十病院の若奥様も板についてきました。
5201
ほんの数ヶ月前は、小林教授のお嬢さんの差し入れの冷たい麦湯に完敗(乾杯じゃないです)していたのにねえ。人は変わるものです。
 
 
一方、虎先生のデレっぷりは第1回からま~~~ったく変わらず。
インターフォンが鳴り
「はい、虎之介」
『あ、虎先生!』

5202
「なんだ?ハハ。新か?ハハ」

「新か?」と呼び捨てしているのは第1回から大きく違うところだけど、インターフォン越しの声だけでデレる初々しさはなんなんだ。
そもそも病院からのインターフォンなんだぞ。緊張感をもちなさいって。

5203
『事故です。ダンプが歩道に突っ込んで子どもが2人跳ねられたそうです。いま救急車がきます』
ほらみろ。
 
それにしてもダンプが歩道に突っ込むことが多いドラマだ。桃もダンプに跳ねられかけた。『ありがとう』は車の排気ガス問題やら交通事故の多さで交通戦争と呼ばれた年代だったかも。
 
 
友さんが慌ただしく引っ越してしまって心残りだという院長先生。
5204
よく言うわ~♪
前回、新くんを除いてのんきにラーメン食べていたのに~

「友さんの親心はわかるまい。親心が本当にわかるようになるには、お前も新くんも親というものになってからだろうな」

虎先生は反論しないけど、なにか言いたそうな顔ではある。
5205
5206
 
 
新と虎先生のケンカも今回で見収め。
新は診察室で虎先生が水戸さんに甘い顔をしていたのがご不満のようで。

5207
「世間様には仏顔、女房には鬼の顔か」
「なによ、水戸さんにばっかり良い声だして」

虎先生の言い分としては、水戸さんは雇っている看護婦で新は女房。看護婦に辞められたら困るということで。その理屈はわかるのですが、相手がよくないねー。水戸さんは虎先生への未練をキッパリ断ち切っているけど、一般的にはトラブルの元になりかねない。「もしかしたら虎先生は結婚生活に不満があるのかしら? いまからでも入り込む隙がある?」と勘違いされることもありうる。
『ありがとう』は恋愛ドロドロ泥沼ドラマではないから、そうはならないけど。

三度笠の口上を述べる新の手のひらに毛糸をのせる虎先生のやり取りも微笑ましい。
5208
本気でワゴンを押し合いして虎先生が額に傷をこしらえたのは、いつの日のことだったか。

「夫婦でも病院の中じゃベタベタするのはよそうって言ったじゃないか」
5209
「ツンツンする必要もないのよ」
「それは僻みだよ」

いや、虎先生の振り幅が激しいんだと思うよ!
ベタベタかツンツンで、丁度良い案配に調節できないんだよ。
「夫婦でも~」とサラッと出てくるあたり、夫婦になったんだなあとしみじみと。

うわぁ!後ろの棚の上に、結婚式で2人がケーキカットしている写真があった!!
5210
新のナースキャップと白衣が白黒写真によく映えている。
『ありがとう』に出てくる写真といえば、お父ちゃんの遺影ばかりだったから意外で驚いた!
放映当時は録画機器もないから繰り返し見られなくて、見逃しちゃった人も大勢いただろうな。私も画面キャプチャを撮らなきゃ見逃していた。
 
 
なんだか上手くいっちゃいそうな万希男としーちゃん。それぞれが皮を剥いた焼き芋を交換する不思議なやり取り。
5211
第4回で新の焼き芋を拝借した虎先生を見て「焼き芋は好意の暗喩だ」と深読みしたのですが、あながち間違いではなかったかもしれん。
 
 
虎先生と新は「こころ」でラーメンを食べて仲直り。
5212

お母ちゃんが引っ越してから、お母ちゃんの話題を避けていた新がついお母ちゃんとの思い出を語る。
たまには電話しろと言う虎先生と、もったいないと言う新。

5213
「俺たちちょっと自然じゃなくなってるよ。理屈っぽくなってるんじゃないか」

かなりドキッとした台詞だった。新と虎先生の間でトラブルが発生しているわけではないのに、すれ違っているかもしれない薄ら寒さを感じたからだ。誰が悪いわけでもない、何があったわけでもない、でもいつの間にかすきま風が吹いている。リアルにありそう。
でも、新と虎先生の場合は、虎先生が気づいて口に出せているから、きっと2人は大丈夫。
 
 
かつて新とお母ちゃんがご飯を食べていたテーブルに向かい合わせで座る新と虎先生。
5214
2人が身を乗り出すと、こんなにも近い。テーブルは意外と小さかったんだな。

「お母さんがいないときには俺にケンカを吹っ掛けたっていいんだぞ。ちゃんと受けて立ってやるからな」

「新、しっかりやろうな、お互いに。お母さんにあんまり心配かけないように」
 
 
 
 
十家の今後
5215
龍之介夫婦に2人目ができた。
(まあ、龍之介夫婦は復縁後は色気担当組でしたからねえ)
鉄之介のこころ乗っ取り計画を発表。
(これはマジで勘弁。稼ぎもないのに結婚して、半人前のまま子どもをこさえて、世間で苦労したこともないまま棚ぼた店主か)
 
 
なんだこの不思議空間は
5216
 
 
お母ちゃんと再会です。日めくりが11日で止まっていて、お母ちゃんが戻る日が15日のはずが1日早まったので14日。つまり、引っ越してからたった3日です。
「お義母さん」
「虎之介さん」
5217
お母ちゃんでさえ「虎之介さん」と呼んでいるのに、なぜ新は虎先生を「虎之介さん」と呼んでくれないのか。
 
お母ちゃんも虎先生の前だから「虎之介さん」と呼んだようだ。
5218
「いいのかい、虎先生お帰ししちゃって」
「いいんだよ。彼わかってるから」

なんだろう……この台詞……夫公認の浮気みたいに聞こえるんだけど……。

ここから先、新とお母ちゃんの関係に思いっきり毒を吐きます。
お母ちゃんと新の最後のやり取りに感動された方は気分を悪くされるかもしれません。
 
 
 
 
 

お母ちゃんが年をとったら一緒に暮らそうねという新。泣きながら歌っちゃってる。
5219

そんなに泣くなら結婚なんか止めちまえ!!!!

心ならずも引き裂かれた親子みたいになっちゃってるじゃないか!
虎先生に縁談がきたときもそうだったけど、新とお母ちゃんで勝手に障害をつくって2人で盛り上がっちゃってるね。
マフラーも結婚してから虎先生が何度も新に「寒いだろ」と言って巻いてくれたよね。でも、この場面のように2人で巻くことはなかったね。
 
 
 
最後の場面はみんなの働く様子が次々と流れ、最後に新に声をかけるのは虎先生。
5220
「新!」

5230
「ああ」

そんなに「虎之介さん」と呼びたくないのか!!
夫の名前を呼んだら死ぬ病か!!
 
 
虎先生は笑顔だけど、ホントにそれでいいのか!
5231

お母ちゃんと一緒じゃないなら1人で歩くのか!
5232
 
 
最後に虎先生からの声かけをもってきたので、第1シリーズよりは相手役に近いところにいると思ったんだけど、なんども見ていると、虎先生はお母ちゃんに勝てなかったのかな……という気がしてきて悲しかった。

場面の順序が、お母ちゃんとシクシクメソメソから虎先生と向かい合わせだったら大分印象も違っただろう。
52195214

お母ちゃんと笑顔で別れたあとに虎先生に泣いて縋りついて欲しかったなあ。
まだお母ちゃんと離れるのは寂しい。でも心配かけたくないからお母ちゃんの前では我慢して笑ってサヨナラ。そして虎先生の前で心がゆるんで涙腺決壊。どうですか!?お母ちゃんへの未練を振り切れないままでも、虎先生と支え合って生きていく未来が見えませんか!?
それならば私も結婚の幸せと切なさに、もらい泣きをしたと思います。とにかく新とお母ちゃんで関係を閉じてしまう閉塞感に辟易しました。
新がお母ちゃんから巣立ったからといって、母と娘の物語が軽んじられるわけではないのに。
どうしても、お母ちゃんオチにしないといけない事情があったのかと勘ぐってしまう。

それから、どうして頑なに新に「虎之介さん」と呼ばせなかったのか。
第1シリーズは「進矢さん」と「進矢」と呼び方が定まりませんでした。ひとつづきの会話の中でさえ。これは脚本通りなんです。水前寺さんは正確に脚本通りに呼んでます。よく間違えずに呼んだものだと。余談でした。
虎之介さんと呼ばせないことに拘りがあったのかなあ。51回で虎先生と言い争っているときに呼んだように聞こえることがありましたが、不明瞭で確信もてず。
 
 
最終回だというのにスッキリしない感想ですみません。

いままで感想におつきあいくださり、ありがとうございました。
第2シリーズの再放送、ありがとうございました。
朝6時なんて忙しい時間無理だよ~と思ったはずなのに朝に見てました。とても楽しかったです。


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