『人はなぜ危険に近づくのか』を読んだ

2008/9/18 木曜日 - 23:16:01

作者:広瀬 弘忠
出版社:講談社 (2006/10/21)
『人はなぜ危険に近づくのか』
昨日の昼休みに買って、今日の夜に読み終わった。短期間で読了するのは久しぶり。最近は数ヶ月がかりで読んでいる本が多いので。
同じ作者の『人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学』とどちらを買うか迷ったが、こちらの方が字が大きくて内容も浅そうだったので、これを読んで面白かったら、『人はなぜ逃げおくれるのか』も買おうと思った。そして読み終わった今、迷い無く買おうとは思えないでいる。

なるほど、と思えたのは2点。
1.パニックが発生する条件。実は地震等の災害時にパニックは発生していない。
2.人は災害に遭遇すると凍りつく。逃げなければいけないのに、思考停止状態になって何をすべきか判らなくなり、結局逃げ遅れる。

面白いなあと思った矢先の「第8章 危険を愛好する男、回避する女」から、突然男女の性差について延々語り始め、私の頭の中は???だらけ。率直に言えば読む気が失せた。
男はこう、女はこう、と大上段に言われると反感をおぼえる。私は自分をフェミニストとは思っていなかったんだが。作者はフェミニストらしい。まあ、女性を持ち上げた書き方をしているけど。東京女子大の先生だからか?
そもそも、男と女の違いについて知りたくて手に取った本ではないのに、それについて書かれると売っている品目と内容が違うじゃないの、と言いたくなる。

というわけで、看板に偽りあり、の本でした。
800円分、まるごと災害心理学について書かれていると思ったのになあ。災害の部分はちゃんと面白かったから余計に悔やまれる。
読んで損したとまでは言わないが、買って損した。

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