手塚治虫物語(1990年放送・古谷一行主演)を見たよ

2018/10/19 金曜日 - 2:23:00

文章を書くことが久しぶりで、今までどんなふうに書いていたのか自分でもわかりません。読みづらかったらすみません。

今年(2018年)の日本テレビ24時間テレビで放送されたドラマは「石ノ森章太郎物語」。全編通して見ることはできず、ところどころつまみ食いのように見たけれどわりと面白かった。
そこで思い出したのが1990年放送の「手塚治虫物語」こちらも日本テレビ。手塚治虫死去からほぼ1年後の放送だった。亡くなってからそれほど時間が経っていないぶん、伝説化することもなく(既に漫画の神様と呼ばれていたが)、デフォルメされすぎることもなく、人間ドラマとして手塚治虫を描けたのではないかと思う。
主演の古谷一行が手塚治虫に似ているか似ていないかといえば、似ていないと思う。しかしドラマというフィクションの中で確かに手塚治虫は生きていた。漫画が好きで、漫画を描くことが好きで、描いて描いて悩んで描いて、挫折して復活して、命が尽きるまで描き続けた人生のドラマだった。
放送当時わたしは中学生でビデオに録画して繰り返し見た。しかしいつのまにかビデオを紛失してしまい、もう記憶の中にしか残っていないと思い込んでいた。
つい先日、偶然に車のラジオで今井美樹の「瞳がほほえむから」(ドラマの主題歌)が流れ、なんとなく「手塚治虫物語」でネット検索してみたらAmazonで売っているではありませんか!速攻購入。

届いてすぐに全編見た。自分でも驚いたが、内容を全部覚えていた。「こんな場面あったっけ?」が一切なかった。
それなのに、見ていたのに、理解できていなかったことがあった。放映から28年目にしてようやく気づいた事実。わたしは子どもの頃から漫画にしろアニメにしろドラマにしろ必要以上に深読みするタチだったはずなのに、こんなこともわからんかったのか、と愕然とした。
わたしが全然理解できていなかった場面。

手塚治虫が売れっ子漫画家になって月に連載8本を抱え、その反面、悪書追放運動で手塚作品も槍玉にあげられ、親友(福井英一)から批判されノイローゼ気味になり精神科の診察を受けた。

手塚「睡眠不足が続いているくせに眠れないんです」

医師が仕事を休んで好きなことをするように気分転換を勧めても、一番好きなことが漫画を描くことだと答える手塚。医師からのアドバイスは「奥さんをもらうんですね。ひとり者の生活を変えるには一番です」

というわけで、手塚治虫は幼なじみだった女性と久しぶりに再会しお見合いをした。お見合いの日に1時間以上遅刻する手塚治虫。
お見合いの日の晩。


話している途中に眠りこけてしまう。
ひどくね? 普通の女性だったら激おこだよ。でも後に嫁さんになる悦子さん(お見合い相手)は「とっても疲れているから休ませてあげたい」と朝まで一緒にいてくれた。

わたしは気づかなかったんです。お見合いの直前の場面で「眠れない」と言っていた手塚治虫がお見合い相手の膝枕で眠っていたことに!!
嫁さん理解者素晴らしいに気を取られていて、悶絶ポイントに全く気づいていなかった。気づくのが普通ですかね? もしも「こんなに眠れたのは久しぶりだ」と説明セリフがあったら、途端に芝居がかってみえて台無しな感じ。
セリフで説明しなくても、ドラマの中の人物が生きていればいいのだ。気づくかどうかは視聴者次第。そしてわたしは気づいてなかった。

ところでお見合いの晩の1枚目のキャプチャ。水辺のそばに休憩所とベンチがあり、紫のライトの光が流れる映像がとても美しかった。キャプチャで伝わるといいのだけど。こういうハッとする綺麗な映像いいなあ。


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