『ありがとう』(第3シリーズ)の感想-第13回-

2017/7/3 月曜日 - 0:24:14 タグ:

大変長らくご無沙汰しておりました。
第1シリーズや第2シリーズのような勢いで更新は難しいですが、ぼちぼちと気ままに書いていきます。どうか長い目でご覧いただければ幸いです。
第3シリーズはあっちこっちの家庭の話でLOVEが足りねえんだよおおおお!と思ってましたが、なかなかどうして、第13回の愛ちゃんと元気さんは、なかなかイイ感じです。
 
 
前回の終わりで、刑事さんに追われる訳ありな雰囲気の梅田きよさん。
三三九閉店後に、おあんちゃんが身の上話をきいてくれるようです。
おあんちゃんに「あっちにいってろ」と言われたのに、全く言うことをきかない次男と長女。カウンター内は「あっち」ではない。

まかないを食べながら聞き耳立てるが、ちい兄さんの沢庵を噛む音がうるさくて聞こえやしない。
 
 
一方、熊取さんの元旦那、唯一の父さんがダンプに跳ねられた。
第2シリーズも交通事故といえば相手はダンプだった。ダンプめっちゃ走っている。高度成長期でビルやら道路やらガンガン造って、交通戦争もヤバイ時代であった。
今どきダンプに跳ねられたら異世界転生してしまうところであるが、『ありがとう』ではドラマを展開させるのに一役買っている。前後の脈略なく起こっても不自然ではないし、人と人との出会いの場を手っ取り早くつくれる。
昔も今も、話の起点にしやすいわけです。

熊取さんはそれまでの経緯もあって、元旦那の搬送先には絶対にいかないと言い張る。唯一は急がねばと、説得を諦めて名古屋に向かう。
どうしてあんなに頑固なんだろうねえと、ぼやく若者たち。

愛ちゃん
「うちの母さんなんて、おっちょこちょいのくせに一度言い出すとテコでも動かないからね」

元気さんの腕の組み方と愛ちゃんの腕の組み方が同じでイイ感じ。ちゃんと目と目を合わせて話している。他人のことだから冷静に話し合えているのだろう。なにか問題が発生して、みんなで心配したり相談し合う雰囲気は嫌いじゃない。これは群像劇のイイ面だと思う。
蛇足ですが、家庭の事情に首を突っ込む関係はドラマだからいいのであって、現実ではノーサンキューです。

愛ちゃんが「けんもほろほろ」と言ったら、元気さんが「馬鹿いっちゃいけないよ。けんもほろろだよ(笑)」と返して軽く言い合いになった。愛ちゃんはケンカっぱやいし、前回の元気さんも好戦的だったものだから、すわケンカか!とハラハラした。だが取り越し苦労でよかった。
そして「けんもほろほろ」の製造主は歌さんだった。愛ちゃんが辞書をひいて確認しても「辞書が間違っている」と応える始末。くしくも愛ちゃんの言うとおり「母さんも頑固」の証明になった。
 
 
バカップルは社会の迷惑です。

仕事時間外でベタベタするのは構わないんですよ。海でも山でも行けばいい。イチャイチャすればいい。小っ恥ずかしいので人目を避けてくれるとありがたいけどな!
だが、このバカ2人はダメだ。
「沢庵は臭いから母さんやって」「じゃが芋は汚いから母さんやって」
こんなん言われたら、おふくろちゃんだって気分悪い。玉子を敵認定したとしても仕方ないぜ。
おふくろちゃんは快く明子を養子に出してくれるのに、明子は嫁姑戦争を勃発させるつもりか!?
素子の「蜂蜜にチョコレートを溶かしたみたい」のたとえは、なかなか秀逸です。甘すぎて苦いわ!
 
 
愛ちゃんが仕入れにいっている間に、歌さんは熊取さんに頼まれて名古屋にいった。

健二が手伝いに来た。
 
 
たまたま大阪出張の元気さんが歌さんの様子を尋ね、松永さんにも出会う。
松永さんはダンプの轢き逃げを目撃して、救急車を呼んだり、犯人逮捕に協力したりしてくれたらしい。

元気さん、好青年ぶりを発揮。
 
 
熊取さんは魚平に居座る健二を警戒し、歌さんを名古屋に行かせた責任を感じて中ちゃんを小遣い3000円で派遣。

中ちゃん、いい仕事している。中ちゃんは元気さんからも3000円もらっていいと思う。
 
 
「ねえ、健坊帰ってよ」

目も合わさずにキッパリ帰れと言われているのに、帰らない健二しつこい。ウザイを通り越してキモイ。

熊取さんが魚平にきて「わたしが泊まるからね、お客さんは帰ったらどう?」と助け船をだしてくれた。歌さんが熊取さんの代わりに名古屋に行ったことが原因だけど、熊取さんは責任を感じて、愛ちゃんの身の安全に気を回しているから、いいのだ。

そして健二を追っ払ったら「中ちゃんに声かけてくるわ」と早々に魚平から退場。
どうした熊取!? 空気読みすぎじゃないか!!
私の中での熊取さんの株がストップ高だよ!
 
 
熊取さんと入れ替わりに元気さんが帰ってきた。

「あがりませんか。冷たいものでもどうぞ」

愛ちゃんご機嫌じゃん。
元気さんは奥に健二がいるんじゃないかと気が気じゃない。

健二がいないことを確認すると「よかっ……た……」

放心状態。
元気さん、あとで中ちゃんに3000円な。

元気さん、働く描写が増えてきたし、唯一と歌さんの様子を愛ちゃんに伝えたりと頼もしくなってきた。
だが口数が多くて口下手なのは相変わらずで、愛ちゃんに「お腹空いてない?」ときかれると
「それがね、新幹線の中でお弁当全然売りに来なかったしね……ビュッフェは満員だったし……」
回りくどいわ!!
要するに腹ぺこなんだろ!?
元気さんのキャラ、ぶれてないねえ。こういうちょっとした物言いが積み重なってキャラクターができあがっていくのだ。

「お茶漬けくらいならつくってあげる」という愛ちゃんと「家で食べるから」と遠慮する元気さん。
愛ちゃんに引き留められてご馳走になることにする。


「悪いなあ」


「どういたしまして」

社会の迷惑バカップルと比べてなんと微笑ましいことか。

お茶漬けをつくる途中で指を怪我した愛ちゃん。永谷園をふりかけてお湯ドバーじゃないらしい。

「ごめんねえ。僕のために。悪かったなあ」
「わたしがホントにそそっかしいから」

新婚夫婦か!
僕のために←ここ強調ね。元気さんがウザくてイイわあ~。

せっかくイイ雰囲気だったのに、健二が「ジャンパー忘れた」と戻ってきやがった。
ジャンパーなんか今日中じゃなくていいだろ! どうせ呼んでもないのに明朝の仕入れにくるくせに!!

戻ってきたのが健二だと悟ったときの2人の固まり具合からいって、愛ちゃんと元気さんがいい雰囲気になると健二がぶち壊しにくるってパターンですかね。

健二はもう負けている。


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