『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第40回-

2016/6/4 土曜日 - 9:19:59 タグ:

『ありがとう(第2シリーズ)』史上、最もテンションが高い虎先生を見られる第40回。
 
 
結婚の挨拶を無事に済ませた虎先生。
お母ちゃんが反対する要因は全くないのに、虎先生はなにをそんなにビビっていたのか。
十家はいわゆるエリート一家だろうし、虎先生もハンサムなお医者様なのに傲慢さが欠片もない。院長先生も家を鼻に掛けている雰囲気が全くないから十家の家風なんだろうな。龍之介先生がちょっとヤバ気なくらいで。鉄之介の結婚式のときに「世間に示しがつかない」とか言っていたような。でも龍之介先生も周囲を見下してはいないから、やっぱり十家は素敵な一家だ。
 
 
お母ちゃんに「今後ともよろしくお願いします」(声は裏返ったまま)と言ったあと
4001
「じゃあね」
「はい」
「また明日ね」
「はい」

こういうちょっとした会話で虎先生は本当に新が好きなんだなあとよくわかる。
 
 
虎先生が帰ったあとに
新「驚いた?」
友「なにが?」
新「虎先生のこと」
 
 
4002
「瀬戸は~日ぐれて~ゆうな~みこ~な~み~↑↑↑」

4003
「やったぜベイビー!」

夜の公園でブランコ相手に歌い踊る虎先生に驚いたよ。
新に告白して想いが通じ合ったあとも相当浮かれていたけど上には上がある。結婚を認められたというのは、こんなにも喜ばしいことなんだなあ。
 
 
千葉姉弟が通りがかり
「おい広道、ついにやったぞ俺は!」

4004
「成功らしいな。OKか?」

4005
「おっけー!!」

広道もめっちゃ喜んでいる。祝杯をあげに一杯飲みに行こうと虎先生と広道は手に手を取って来た道を逆戻り。
「いい夜だなあ」「よかったなあ」

かつて同じ公園で虎先生から新への恋情を聞かされて、「自分で言うから(広道は)なにもしなくていい」という虎先生の望み通りに見守っていただけの広道。親友の恋路がうまくいって喜びもひとしお。
 
 
新とお母ちゃんの言葉づかい講座
「この頃の若い子はね『お食べになりますか』とか『結構ですか』なんてのを敬語だと思っているからね」
「『お食べになりますか』じゃなくて『召し上がりますか』だろ」
「そうです」
「『結構です』ってのは自分で言うんだよね。『もう結構です』とか」
「そうです」
「他人様に言うときは『よろしいでしょうか』とか『もうこれでよろしいですか』って言うんだろ」
「そうです」

4006
「大丈夫だよお母ちゃん。新さんも大したもんだ」

そうです。新はやれば出来る子。以前から日常的に料理をしていたし、虎先生の看病のときの行き届いた世話もなかなかのものだった。他人様の前できちんと取り繕える子。
だからこそ結婚後に頑張りすぎてしまうのだが、それはまだ先の話。
 
 
お母ちゃんと新が結婚後について話しているというのに目の前の幸せで舞い上がったままの虎先生。毎度思うことだけど、同じ出来事に対する古山母娘と虎先生のとらえ方の違いが面白い。
4007
虎先生、絡み酒か。
 
 
虎先生のあまりのヘベレケぶりに龍之介先生の叱咤がとぶ。
「虎之介! なんだそのザマは! いい加減にしろ何時だと思ってるんだ!」
「いいじゃないか。我が人生最良の日なんだからさ」

4008
「義姉さん、氷水ください♡」

4009
首の傾げ方……!! かわいすぎか!!!
 
 
そういえば、院長先生は襖を挟んだ隣の部屋で寝ているのであった。
4010
「虎之介がいけないんですよ。たかがプロポーズしたぐらいでこんなに酔っ払いやがって」

4011
「バンザーイ!」

「友さんに話したのか? OKか?」
「それがね、なに言ってもハイ、ハイってね」

4012
「バンザーイ!!」(2回目)

4013

ちょっと新くんとお母ちゃん連れてきて!
虎先生の浮かれっぷりを見せてあげたい!
 
 
4014
「馬鹿。いい加減にしろ。大体男なんてものはね、もののはずみでプロポーズしちまって『ああ、これで俺も年貢の納め時だ』と思ってガックリするもんだ。おまえのようにバンザイバンザイって手放しで喜ぶのはよくよく脳細胞が単純なんだよ」

4015

もののはずみでプロポーズできれば苦労はなかったさ。
苦節17年。こけの一念岩をも通すですよ。
またまた下世話な話ですが、新が5才のときから好きで、虎先生がどうやって思春期を乗り越えたのか気にならないでもない。
 
 
翌朝、虎先生がアパートに来た。お母ちゃん公認なので堂々と部屋の前でプライベートモードで喋っちゃうよ。昨夜、駅前のおでん屋で広道と飲んだという虎先生に
4016
「あたしも行きたかったな~」
「なんだ、そうかあ~」

新も素直に言えちゃうもんね。虎先生もにやけちゃうもんね。
朝っぱらからイチャイチャしやがって!!
 
 
 
お母ちゃんは半人前の新が結婚してやっていけるのか心配。でも婦長さんは新は一人前だと認めた上で至らない点を『欠点』と表した。
4017
「そりゃ欠点はあるでしょ。人間ですものね。でも虎先生は新ちゃんの長所も欠点も引っくるめて好きになられたわけでしょ」

ケンカで台車をぶつけられたり、告げ口野郎と罵られたり、いろいろあったことを知っているだけに説得力がある。
虎先生がどれだけ新を好きなのか、新もお母ちゃんも虎先生の愛情を見くびってるでしょ?
薄っぺらな気持ちだったら、子どもの頃からずっと好きだったりしないって。お母ちゃんは子どもの頃からとは知らないか。
 
 
世界は2人のために状態の虎先生。希さんの快気祝いを勘違い。
4018
「栗おこわか、豪勢だなあ。僕の婚約祝いですか」

ホントにこの人すごいよね……。新よりも浮かれているよね。
院長先生は「勝手に1人で言ってるだけだ」と仰ってますが……。
 
 
他人の目の前でも平気でデートに誘っちゃうし。
4019
「終わったかい? 駅前にお茶でも飲みに行こうか」

ああ!水戸さんが見てる!
4020
めんどくせえ!
 
 
院長先生がまだ『婚約』と公言しなかった理由は、院長先生がお母ちゃんに挨拶をしていなかったから。
親同士の挨拶って、本来ならば虎先生と新がお膳立てするものだと思うんだけどねえ。

4021
「灯台もと暗しとはよく言ったもんだ。小さいときからよく知っていたもんで、新くんはまだ18、9ぐらいのつもりでいてね。虎之介に言われてびっくりもし、また嬉しかった。新くんなら私としても望むところだ」

子どもは息子ばかりだったから、なおさら新は可愛く見えていたかもしれないし、親戚の子か娘のようにも見えていたかもしれない。幼い頃から近しい関係だったというエピソードがもう少し充実していると嬉しいけど、足りないので妄想で補完する。

家柄が違うと恐縮しきりのお母ちゃんに、大した家柄じゃない、一介の医者だと院長先生。

「なにより大事なのは2人が愛しあっていること。気心が知れてる健康で明るい娘だ。私は心からこの縁談を喜んでいるんだよ」

小林知子さんの縁談にしたって、虎先生が「好きな人はいない」と嘘をぶっこくから勧めちゃったわけで、新くんとのことを知った途端に、てのひらを返しちゃったもんね。
院長先生は亡くなった奥様と幸せな結婚生活を送っていたんだろうな。

家と家との挨拶も終わり、これでようやく晴れて『婚約』を名乗れるのですよ、虎先生!
 
 
 
恋の勝者と敗者の構図。
4022

十七子が私たちには構わないで、ヘタに同情されたり気を使われると却って迷惑なのよ、と穏便に諭しているのに
4023
「宮川くん、それは一体どういうことなんだ?」

虎先生の無神経砲が炸裂! これはヒドイ!!
たぶん新はわかってるのに。
水戸さんが過剰な不幸話や相談話で虎先生にモーションかけていた頃から、虎先生は水戸さんのことをまーーーーったく気遣っていないというのがよくわかる。相談事には親身にのっていたけど、その背景にある恋愛感情にはまるで無視だった。

とにかく虎先生は新のことしか見てない。

4024
水戸さんと十七子の後ろ姿を見る新くんを見る虎先生。

4025
「水戸くんのことはよく考えて傷つかないようにするから」と言うのも、新が困っているから。

4026
しーちゃんが目の前にきても新くんを見やっていたり。
 
 
おいおい虎先生、だいじょうぶか?
視聴者的には楽しくて仕方ないんですけどね。

広道が虎先生に苦言を呈した。
4027
「おまえたちが幸せなら幸せなだけ周りに配慮をもってもらいたい。それが人間の心だよ」

「水戸さんの虎之介に対する愛情は完全にシャットアウトされたんだ。彼女はね、その傷口を自分で舐めながら乗り越えようとしているんだよ」

「願わくば彼女をも含めて君たちの結婚が病院のみんなから自然な好意を持って迎えられるかたちを考えてもらいたいんだな」
 
 
どうして水戸さんにそんなに気を使わねばならんのだと納得できないけど、黙して虎先生を軽蔑するより親身にアドバイスしてくれる広道はイイ奴だなあ。十七子と同じことを言っているようにも見える。
 
 
でも虎先生、まだ懲りてなかった。
4028
思い出し笑いしてやがる……!
新との逢瀬を思い出しているのか、「自然な好意を持って迎えられる結婚か……ウフフ」なのか。どっちでもいいか。
 
 
虎先生が気遣わなければならないのは水戸さんだけじゃない。
母1人子1人の1人娘と結婚するということをよく考えろと、院長先生が釘を刺す。
4029
「虎先生、しっかりしろ」
 
 
お母ちゃんも新に釘を刺す。
水戸さんだけでなく、十病院で働く皆さんも気遣えと。
他人の幸せは喜ばしいけど妬ましくもある。新を玉の輿だとやっかむ人もいるかもしれない。
願わくば、皆さんをさっぱりさわやかな気分にして、皆さんから祝ってもらえる結婚をしてほしい。
 
 
 
水戸さんについては、虎先生へのアプローチの仕方が卑怯だったからあまり同情できない。
 ・白衣を後ろから着せてあげようとしたり。奥さん気取りか!
 ・身内の不幸話を過剰にでっちあげたり。2時間話し込んだとか縋りついて泣いたとか
 ・嘘をついて呼び出したり

しかし、おそらく今の水戸さんは十病院スタッフの嫉妬の感情のスケープゴートになっている、その点においては同情する。
十病院の1スタッフの目線からだと、虎先生は水戸さんと仲良さげにしていたのに良家の縁談がきて、まとまる寸前で新が掻っさらっていったように見えるのではないかな。
みんなの人気者の虎先生を新がひとり占めしてしまう。妬まれるよねー、恨まれるよねー。そういう諸々の悪い感情を「水戸さんがフラれてかわいそう」というベールで包んでしまう。すなわち、水戸さんが認めてくれれば万事OK、ややこしいことなし。その為に水戸さんをフューチャーしているのではないかと思う。
 
 
嬉しい、楽しいだけではすまない結婚までの道のり。
とくに大事件が起こっているわけではないんだけど、山あり谷ありの展開がすばらしい。
安直に虎先生の元カノだの、新に横恋慕する研修医とか出てこなくて、いいなあ。
人の心の機微を丁寧に描くことがドラマの真髄なのだ。

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