『ありがとう(第2シリーズ)』の感想-第35回-

2016/5/21 土曜日 - 0:21:26 タグ:

「好きだよ」ずっと言えなかった言葉
いまなら何度でも言えるさ

ブリーフ&トランクスの『石焼イモ』の一節ですが、今回の虎先生がまさにそれ。何度でも言いますよ。新くんが「うん」と答えるまで。
 
 
虎先生に告白されて驚いているのは新だろうに、虎先生の方が茫然自失の表情をしている。
3501
3502
3503
新は花瓶を虎先生に渡して逃げてしまった。
小雪さん曰く、散らばったお花はちゃんと片づけてから帰ったらしい。
 
 
虎先生は小林知子さんとのことを白紙に戻したと院長先生に伝えた。
まわりくどい虎先生の説明に院長先生は業を煮やす。

「おまえも龍之介もどうして女のことになると歯切れが悪いんだ。だから好きな女に好きだとも言えずにウロウロしているんだ」
「いや、言ったよ」

3504
「ほう?」
この院長先生の聞き返し方がイイ感じ。
アパートに帰っちゃったとショゲる虎先生に、追いかけていって食い下がれとはっぱをかけた。
虎先生の朝ご飯に半熟卵が添えられていたことから、院長先生は新の気持ちに気づいたらしい。

3505
「よくいいきかせてやれ。結婚しても親父と亭主を区別するな。ひとつ残った水ようかんはちゃんと親父に食べさせろ」

水ようかんについては100%虎先生に責任があるわけですが(第15回、第16回)。新だって、まさか虎先生が院長先生の水ようかんを横流ししているとは思いも寄らなかったでしょうに。
院長先生は昨日の朝まで知子さんをデートに誘えと虎先生に言っていたのにコロッと新に宗旨替え。院長先生は虎先生の父親なので、虎先生と新が相思相愛ならば反対する理由はなーんもないんですわ。新にはお茶漬けもご馳走になっちゃったし。
 
 
そのころの新くん。

「それにしても虎先生、さっき一体なんだろう。冗談だね。あいつ悪い冗談言うから。じゃなかったら私の聞き間違いか」
3506
院長先生、大正解!
新くんを翌朝まで放っておいたら虎先生の一世一代の告白がなかったことにされるぞ、これは。
その日のうちに食い下がらないとダメなやつだ。
 
 
虎先生が訪れると先客あり。
3507

いつもならヘタれて出直してきそうですが、今日ばかりは負けない。「おめージャマなんだよ」オーラを発します。
3508
十七子も察しがいいようで、すぐに出て行った。
 
 
「昔さ、きみがまだ5つぐらいの時だったかな。西瓜の種を取ってやったことがあったね。友さんが会の紹介で初めてうちの病院に来たとき」
3509
「覚えてます。それであの、虎先生が楊枝で取ってくれて」

3510
「可愛かったなあ。あのときの君は。いや、今だって可愛いけどね」

虎先生ぶっちゃけた。とうとう本人を目の前にして可愛いって言っちゃった。
野球の話、プールの話、子どもの頃の話がポンポンでてくる。
でも虎先生は思い出話をするためにきたのではない。
 
 
3535
「新くん、さっきの返事きかせてくれないか」

3536
「え……?」

新くんの怯えた表情を見て虎先生の表情も歪む。

3537
「君、嫌いなのか? 僕のこと」

「いえ、あの、あの」

3511
「僕は君が好きなんだ。ずっと前から君と結婚しようと思っていた」

冗談や聞き違いとは言わせない。

3512
新くん、聞かざるのポーズしてるじゃん!
この期に及んで、小林先生のお嬢さんがどうの、水戸さんがどうのと言うけれど……
 
 
3513
「水戸君は関係ないよ。僕が好きなのは君なんだから」
 
 
「どうしよう……」
3514
「君が好きなんだ」

「あの……あのね、あの、ちょっとあたしあの、ボーッとして耳がガーンとなって何も聞こえなくなっちゃったから、これ、書いて」
「ああ、よし。じゃ、書くからな」
3515
 
 
3分弱のうちに、好きだと言うこと3回、書き示すこと1回。
今まで言えずにいたことが嘘のよう。
虎先生の気持ちは新にもようやく伝わった様子。
3516
虎先生の「好きです!」がしたためられた便せんを抱えてむせび泣く新。
 
 
虎先生が風邪を引いているあいだに水戸さんは何をしていたかというと、とげ抜き地蔵に虎先生と小林知子さんの破談を祈願してきたそうだ。
3517
広道もドン引き。
もしかしたら小林知子さんが虎先生が清拭されているのを目撃~別離と同じ時間に祈願していたのかも。まさに人を呪わば穴二つか。
というか、虎先生が風邪引いているのを知っていたのに、なにやってんだ水戸さん。
 
 
新が虎先生に対してツンツンした態度だった理由は、自分の片想いだから諦めなきゃダメだと言い聞かせてきたから。
虎先生、真相がわかってよかったねえ。全部愛情の裏返しだったんですよ。

2人の手の組み方がほぼ同じであることにニンマリしてしまう。
3518
「お母ちゃんも言ってました。なまじ望みを掛けるとあとで悲しい思いをするだけだって」
「新くん、君に悲しい想いなんか絶対にさせないよ。それだけは安心していいんだよ」

虎先生の「新くん」が若干食い気味に台詞を被せてきた。
ケンカのときでも虎先生は新の言い分を最後まで聞いてからやり返していて、新の台詞を遮ることはなかったはず。新は虎先生の見苦しい言い訳をぶった切ってましたけどねw

「悲しい思いを……」は虎先生には許しがたいことだったんだろう。
もっと端的にいえば「そんなくだらない理由で想いがなかなか通じなかったのか」とやり場のない感情もあったのかもしれません。
 
 
ああ、もう、幸せそうだあ。
3519
よかったなあ。よかったなあ。
第1シリーズのときもそうだったんだけど、新くん(光ちゃん)よりも、虎先生(進矢さん)よかったねえと思える。虎先生の方が苦節○年って雰囲気があるんだもの。虎先生、恋愛成就オメ!
 
 
……で、

3520
「新くん……」

キスした?(下衆)

3525

水戸さんの反応が「聞いちゃった」というより「見ちゃった」に近いきがして。
虎先生と新の恋愛成就の最初の目撃者になるとはエグい話だねえ。
 
 
龍之介先生が章子さんと復縁してご機嫌で帰ってきた。
嬉しすぎてここ数日の記憶が吹っ飛んでしまったようだ。
3526
「虎之介には誰か好きな奴でもいるんですか?」
「お父さん、誰なんですか、それは」
つい先日、虎先生に「おまえの古山くんに対する気持ちはよくわかったよ」と言ったばかりでないの。まあ、こういうこともありますわ。
 
 
龍之介先生も復縁して、虎先生は恋愛成就して朝から笑いが止まらない。
3527

十家の男連中が壊れていく

♪私 十六 満州娘 春よ 三月雪解けに♪
3528
3529

♪瀬戸は日ぐれて 夕波小波♪
3530
3531
 
 
お母ちゃんは新の様子から異変を感じ取っていた。
その矢先に、家政婦のきみから虎先生がアパートにお邪魔して12時に帰ってきたと知らされる。
広道は虎先生や新と一緒ではなかったという。
新と虎先生が夜遅くに一緒にいた? お母ちゃんに新たな心配事が発生。

というか、虎先生12時まで新くんと会ってたんかい!?
せいぜい10時くらいかと思っていたから驚いたよ。

拍手する

コメントをどうぞ

XHTML:You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

スパム避けです。数式が成立する数字を入れて下さい。 * Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.