『ありがとう(第1シリーズ)』の感想-最終回 前編-

2016/3/20 日曜日 - 14:16:59 タグ:

全てが丸く収まる大団円の最終回。これぞホームドラマ。
 
 
今日は九保育園の運動会。
お勝さんの作った玉子焼きが美味しそうで美味しそうで。
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ところで、お勝さんは栄養士の資格があるということで九保育園の給食作りの仕事をしているわけですが、実態はほぼ家政婦だった。お勝さんが九家の食事の面倒までみなければならないもんなのかな。静香おばさんが料理を作っている場面は、ついぞ見受けられなかった。
 
 
運動会のお菓子の納入に比奈子さん&コウちゃん夫妻が登場。
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香子は正式にスリ係になり(今までは講習期間)、次代も来年からスリ係の講習を受けるという。
比奈子に「光さんは?」と尋ねられ、光は「今のままでいいの。我は我が道を行くってね。スリ係だけが警官じゃないでしょう」と答えた。
 
 
以前に私は感想で、光は次代に比べて警察の仕事に対する志が低いように見えると書いた。
しかしそれは違った。
警察官の仕事には悪い奴を懲らしめる事と困っている人に寄り添う事があって、光は後者を選んだ。まさに第6回で進矢が光に説教した「警察官とは人と人が向かい合う仕事」そのものだと思う。
光の父が殉職ではなく過労死というのも、父の敵討ち=捜査課に向かわせない設定だったのかもしれない。

そもそも『ありがとう』は1クールで終わる予定で、光が仕事にやりがいを感じるエピソードが第11回にあった。
当初はここが光の成長の見せ場だったのではないだろうか。
それが放映延長したことで、恋のさや当てに舵を切り、成長エピソードを積み重ねられなかったから仕事描写が薄味になったと思う。
延長以降は、進矢のいる刑事2課を中心に物騒な犯罪を扱ったが、もしも光の少年課を中心に様々な事情を抱えた家出人に寄り添う話だったとしたら、全く違う印象のドラマになったはず。とりあえず鶴長さんは殉職しなかった。
 
 
コウちゃんと比奈子さんは運動会の会場にお菓子を運ぶ。運動会の会場は小学校の校庭を借りている。
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豆せん夫婦は光や進矢と絡むことがほとんどなかったから、感想もほとんど書かなかった。
コウちゃんはいつも室内にいることが多くて、全身を見ることはなかったんだけど、足が長くてスタイルいいな!
 
 
次代が運動会の手伝いにきた。
手伝いの前に少し時間が取れないかと光にきいてから、先日進矢の実母が質入れにきたことを話した。
質屋はプライベートなことを話してはいけない立て前なんだけど、とちゃんと前置きしている。
次代たちは進矢の母だとは知らずに質入れを受けたのだが、進矢の母が店を出るところを偶然通りかかった松平が見かけた。松平が次代に進矢の母の様子をきき、光の耳に入れておいた方が良いと次代に進言した。

「松平さんね、プライベートなことで段さんに会わないつもりだからって」

最終回に松平は出ないのだけど、脚本でしっかり存在感を出している。
 
 
進矢は母の住む松風アパートに行き、既に引き払われていることを知った。
そのことを静香おばさんに報告してから光に会いに行った。

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「いいのかい?運動会ぬけだしてきちゃって」
「うん。終わるまで用ないんだ。洞外さんもいてくれるし」
 
 
いつもいつも、光と進矢の身長差はいいなあと思いながらドラマを見てた。光が少し見上げて、進矢がやさしげに見下ろすんだよね。バランスいいなあ。
 
 
光の情報「質入れに行った」と進矢の情報「アパートを引き払った」を合わせると、ただ事ではないという結論に至った。

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「知ってるだろ。おふくろに男ができたって話」
「よしなさいよ。そんな言い方」

棘のある進矢の言葉を光が諫める。かつてなかった展開。
ここから光の確変が始まる。
 
 
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「お母さんのこと怒ってるの?」
「怒るより前に情けないよ」
「そりゃね……そりゃ進矢さんの気持ちもわかるわよ」
もしも自分も母に好きな人ができて結婚すると言い出したらショックだと思う、情けないと思うかも知れない。でもいくつになっても人を好きになることだってある。
「ねえ進矢、もっと寛容になりなさいよ。辛いだろうけど。お母さんだって一生懸命生きてると思うよ」
 
 
光、どうした!?今までの言動の独りよがりさはなんだったんだ!?
ここのセリフが秀逸なのは、進矢を諭しながら気持ちに寄り添っていること。進矢の辛い気持ちに寄り添って、進矢の母の行動にも寄り添っている。
 
 
進矢がついに核心に迫る。自分の不安を光にぶつける。
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「ねえ光くん、きみ、うちのおふくろを軽蔑しないか?」

受け入れてくれとは言えないが軽蔑されるのも情けない。
だから進矢は光に気持ちを打ち明けられずにいた。

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「軽蔑なんかしないよ」
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誰だって間違うことはある、失敗もする、でも一生懸命に生きている。軽蔑なんかできない。

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「まして進矢さんのお母さんだもん。どうして軽蔑なんかできるのさ」
自分の母親を進矢に軽蔑されたら悲しい。だから進矢だって同じ気持ちになるはず。

進矢の不安そのものをズバリ言い当てた。

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「もし母さんが幸せだなと思ったら遠くで見ていてあげなさいよ。もし失敗して帰ってきたらそのときは、いつでも可哀想だと思って迎えてあげなさいよ。それが子どもってものじゃないかな」
 
 
進矢の不安を吹き飛ばし、希望をもたらす答えだったと思います!
どうでもいいが光の最高の魅せ場なのにピントは進矢に合っている。
第21回で進矢に「おじおばと実母と3人も介護しなきゃいけないもんね」とぬかして激怒させたのが嘘のようだ。
でも言い方が違うだけで内容は同じっぽい。進矢も光の介護発言以降、おじおばに面倒をみるからと言ったり、愛情を感じていない母の面倒をみることについて気にするようになったぽいんだよね。
見るのが辛い第21回、見直さないと。
 
 
3013
「きみ、今日はばかに冴えてるんだな」
「そんなことないよ。ただね、素直になろうって努力してんだよ。わたしの人生だもん。大事にしなくちゃ」

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「きみ、いま素直かい?」
「うん。まあね」

3015
「結婚してくれないか」
 
 
いきなり
求婚 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
喫茶店でお茶だ、棚を直すだ、大声で笑わないだ、全部かっとばしていきなりプロポーズ!!
 
 
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「結婚!?じょ、冗談でしょ」
「ばか。まじめにきけよ」
「う、うん」
「こんな僕だけどね。近い将来、きみを嫁に貰いたいんだ。きみのこと、ずっと好きだったんだよ」
「ありがとう……」
「光くん……」

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「あ、運動会終わったから、ちょっと手伝ってくる。またあとでね」
「おい、光くん」

逃げられた。

長すぎるので、ここで区切ります。

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