漫画版『ちょんまげぷりん(Betsucomiフラワーコミックス)』を読んだよ
2010/9/22 水曜日 - 22:54:47
白鳥希美 [原作]荒木源、小学館FCコミックス
うーむ、この漫画の対象年齢はいくつなのだろうか。かなりぬるい設定に改変されている。
遊佐ひろ子33歳は23歳になっており、夫とは離婚ではなく死別。
18歳で親の反対を押し切って結婚、友也が生まれて間もなく夫は他界(できちゃった結婚か?)。
夫は形見にカフェを残し、1階でカフェ経営、2階を自宅としている。
原作・映画のひろ子が上司に「遅刻をしても帰りは定時ってか」とイヤミを言われながら、ひいひい保育園に迎えに行く毎日とは雲泥の差。
実は私が『ちょんまげぷりん』を知ったのは漫画が最初である。
平積みになっていた漫画を見かけ
「こりゃまた……(・∀・)ニヤニヤ」
と思った。まさにサムライ男子萌え漫画って風情に見えたからだ(読んだ結果、あながち間違ってはない)
が、映画の宣伝の帯を見て
「まことに不思議でござるな
ひろ子殿が泣くと
拙者はいても立ってもいられなくなるようだ」
(l|゚Д゚l|l) ひぃぃぃ
安兵衛さんがこんなこと言い出したら、引っ繰り返っちゃうよ!
しかし、これで漫画は「こういう話なんだよ」と宣言されているようなもので、読んでみて裏切り感は全く無かった。
予想通りのある意味、予想の斜め上以上の漫画でした。
小学生向けって感じでしょうか。シングルマザーのシビアな日常なんて不要だし、木島安兵衛のキャラクターも理解されづらいと思うので。
ただ、この漫画の安兵衛クン、チョンマゲじゃないよね。それは総髪ですよね。
和服マニアのイケメンにしか見えないのは仕方ないか。一人称「拙者」や語尾の「ござる」が痛々しく見えた。