「ウブよのう、若侍」

2010/9/20 月曜日 - 19:51:20

自業自得というか自爆というか連休中ダウンし続けたダンナが側にいるせいで、余計に木島安兵衛に惚れ込んでしまった私。
でも「サムライ男子」という言葉には抵抗がある。
草食系男子とか、弁当男子とか、そういうのと並べられるのは違うと思うし、そもそも侍は男だ。
それはともかく。

 

そこで本記事タイトルの「ウブよのう、若侍」
映画中の初詣で、ひろ子が安兵衛と手を繋ごうとしたのに驚く安兵衛。従兄弟という触れ込みなのに、それはマズかろうと。するとひろ子は「どうでもいいじゃん。従兄弟だろうが、江戸からきたお侍だろうが」と言い、この台詞。
でも、安兵衛は25歳なんだよねー、江戸時代では若くはないんだよねー。まさに働き盛りな年のはず(でも安兵衛は無職だった←そこが本作品のポイントの1つである)。
でも、現代では若い。ひろ子は33歳だ。

現代と江戸時代との年齢の感覚を指摘するのが本意ではなく、言いたいのは、ひろ子と安兵衛の距離感。
敢えて非常に下衆な言い方をすると、映画のひろ子は色目を使っている。
手を繋ごうとするのもそうだし、お父さんのケーキコンテストで奥さん呼ばわりされて照れたり、割と早い段階から女になっている。
原作にはそういう描写がなく、ひろ子と安兵衛の距離感は非常に微妙なのだ。ひろ子―友也―安兵衛の家族関係が優先されている。それは多分、映像では表現しづらいのだろうと思う。
映画は映画で面白かったし、そういうシーンがある方がドキドキして盛り上がると思う。
もしも映画で「ちょんまげぷりん2」をやるとしたら、どういうふうに脚色するのか、非常に興味深い。

時を超えた男女が恋することは許されない。
それを絶妙なせつなさで表現した原作はすごいし、それを想像しながら映画を見ると何度でも泣ける。

死が2人を別つみたいな話は反吐が出るほどダイキライなのだが、『ちょんまげぷりん』のようなせつなさは好きだ。

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