手塚治虫物語(1990年放送・古谷一行主演)を見たよ2

2018/10/21 日曜日 - 22:30:12 -

好きなものを好きだと、面白いものを面白いと説明するのは難しい。
ストーリーが好き、役者さんが好き、音楽が好き、演出が好き、なんだかわからんけど好き。好みは人それぞれで、自分が面白いと思うものも他人は面白くないと思うこともあるし、その逆もある。結局は、その人の好み次第ということなのか。
古谷一行の手塚治虫物語が面白かったので、前記事の続きを書きます。続きというのはちょっとおかしくて、前記事は放送後28年目にして初めて気づいたことを書いたもので、これから書くことこそが28年前に抱いた感想だ。

それにしても今年の日テレ24時間テレビはどうして「石ノ森章太郎物語」だったんだろう。石ノ森章太郎といえば、TBS(昭和ライダー&HOTEL)かテレ朝(戦隊ヒーロー&平成ライダー)が扱ったほうが胸熱だったのでは。フジテレビの不思議実写シリーズも原作は石ノ森章太郎だったような。あー、テレ朝は藤子不二雄かー。ドラえもんにパーマン、ハットリくん、オバQ、エスパー魔美、チンプイ等々。

他のテレビ局に引き替え、日テレと石ノ森章太郎の繋がりは無いように思う。それに今年は手塚治虫生誕90周年だし、24時間テレビの初期は手塚アニメを放送していて縁も深いだろうし。フジテレビの手塚治虫ドラマから5年経っているし、改めて手塚治虫物語に取り組んでもよかったかも。

ところでフジテレビの手塚治虫ドラマは現代のいまどき編集者がタイムスリップするというトンデモ設定でう~~~~~~~ん。現代人を手塚治虫時代に引っ張り込むための導入だともいえるけど、それなら時代劇は全部タイムスリップものになってしまう。いっそNHKタイムスクープハンター方式にしちゃった方が割り切れて見られたのでは。もしくはタイムスリップものの手塚作品があって、それをなぞらえたものならば面白い導入になったかもしれない。
ドラマはフィクションだからなんでもありだが、興ざめさせてしまうのは本末転倒。

古谷一行の手塚治虫物語もフィクション。現実にはありえないことがおこる。

物語の序盤、手塚が『ジャングル大帝』を出版社にもちこむが、どこにいっても断られ、公園のベンチでパンを食べながら「やっぱり無理か……」と諦めかけると

「そんなことはないよ。しっかりしてくれよ」

『ジャングル大帝』の原稿を入れた鞄から出てきたのはレオ。手塚はレオに励まされて


手塚「じゃあ、もう1社、行ってみようか」

行った先は学童社。これからの漫画雑誌にはストーリー漫画が必要だと『ジャングル大帝』の連載が決まった。
アトムが登場するのは手塚の結婚後。相変わらず多忙で夜を徹して原稿を描きつつ流行りの劇画を気にしていた時期。


「(劇画なんかに)負けるわけないだろ。アトムの力は10万馬力。ガチャボイの漫画は永遠さ」
(ガチャボイは手塚治虫の子どもの頃のあだ名)

鉄腕アトムのTVアニメ制作中には多忙で家に帰れない手塚に代わり家族の様子を見に行ったり。

漫画のキャラクターが現実の世界で動いて話しかけるなんてありえない。でも、これはドラマだ。ドラマが始まって早々にレオを出すことで漫画家のドラマならではの空気感ができた。レオもアトムも音楽がキャラクター登場用の曲に変わるので、目と耳の両方で幻想を受け入れるバランスが整う。
レオもアトムも落ち込んでいる手塚を励ましている。ドラマとしてあるべくして登場している。だから現実でなくても説得力がある。漫画家のドラマ化なのだから、キャラクターが出たっておかしくないでしょと思う。
おかしくないどころか、これぞフィクションの力だ。

他に記憶に強く残っていたのは虫プロ倒産後。
倒産前には立派な家に住んでいたが

借金の清算で家を手放し、借家のような佇まい。

縁側で手塚治虫が漫画を描いている。

どんなときにも漫画を描く変わらぬ姿。
変わったのは買い物から帰ってきた娘2人に「おかえり、早かったね」と声をかけることができる状況。仕事場を外に設ける余裕の無さがせつなくなったり。

原稿はブラックジャックで、このあと手塚治虫は復活し手塚治虫ブームが再び訪れた。
ドラマは手塚治虫の死去を報ずる新聞で締めくくり、エンディングへ
 
 

ねえ、このよにうまれて


さいしょのあさに、なにがみえたの?

歌とともに手塚作品が流れていく。
ヒョウタンツギのあとに手塚治虫の自画像。すべての作品の生みの親。

胸がいっぱいで、もうなにも言えない。


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手塚治虫物語(1990年放送・古谷一行主演)を見たよ

2018/10/19 金曜日 - 2:23:00 -

文章を書くことが久しぶりで、今までどんなふうに書いていたのか自分でもわかりません。読みづらかったらすみません。

今年(2018年)の日本テレビ24時間テレビで放送されたドラマは「石ノ森章太郎物語」。全編通して見ることはできず、ところどころつまみ食いのように見たけれどわりと面白かった。
そこで思い出したのが1990年放送の「手塚治虫物語」こちらも日本テレビ。手塚治虫死去からほぼ1年後の放送だった。亡くなってからそれほど時間が経っていないぶん、伝説化することもなく(既に漫画の神様と呼ばれていたが)、デフォルメされすぎることもなく、人間ドラマとして手塚治虫を描けたのではないかと思う。
主演の古谷一行が手塚治虫に似ているか似ていないかといえば、似ていないと思う。しかしドラマというフィクションの中で確かに手塚治虫は生きていた。漫画が好きで、漫画を描くことが好きで、描いて描いて悩んで描いて、挫折して復活して、命が尽きるまで描き続けた人生のドラマだった。
放送当時わたしは中学生でビデオに録画して繰り返し見た。しかしいつのまにかビデオを紛失してしまい、もう記憶の中にしか残っていないと思い込んでいた。
つい先日、偶然に車のラジオで今井美樹の「瞳がほほえむから」(ドラマの主題歌)が流れ、なんとなく「手塚治虫物語」でネット検索してみたらAmazonで売っているではありませんか!速攻購入。

届いてすぐに全編見た。自分でも驚いたが、内容を全部覚えていた。「こんな場面あったっけ?」が一切なかった。
それなのに、見ていたのに、理解できていなかったことがあった。放映から28年目にしてようやく気づいた事実。わたしは子どもの頃から漫画にしろアニメにしろドラマにしろ必要以上に深読みするタチだったはずなのに、こんなこともわからんかったのか、と愕然とした。
わたしが全然理解できていなかった場面。

手塚治虫が売れっ子漫画家になって月に連載8本を抱え、その反面、悪書追放運動で手塚作品も槍玉にあげられ、親友(福井英一)から批判されノイローゼ気味になり精神科の診察を受けた。

手塚「睡眠不足が続いているくせに眠れないんです」

医師が仕事を休んで好きなことをするように気分転換を勧めても、一番好きなことが漫画を描くことだと答える手塚。医師からのアドバイスは「奥さんをもらうんですね。ひとり者の生活を変えるには一番です」

というわけで、手塚治虫は幼なじみだった女性と久しぶりに再会しお見合いをした。お見合いの日に1時間以上遅刻する手塚治虫。
お見合いの日の晩。


話している途中に眠りこけてしまう。
ひどくね? 普通の女性だったら激おこだよ。でも後に嫁さんになる悦子さん(お見合い相手)は「とっても疲れているから休ませてあげたい」と朝まで一緒にいてくれた。

わたしは気づかなかったんです。お見合いの直前の場面で「眠れない」と言っていた手塚治虫がお見合い相手の膝枕で眠っていたことに!!
嫁さん理解者素晴らしいに気を取られていて、悶絶ポイントに全く気づいていなかった。気づくのが普通ですかね? もしも「こんなに眠れたのは久しぶりだ」と説明セリフがあったら、途端に芝居がかってみえて台無しな感じ。
セリフで説明しなくても、ドラマの中の人物が生きていればいいのだ。気づくかどうかは視聴者次第。そしてわたしは気づいてなかった。

ところでお見合いの晩の1枚目のキャプチャ。水辺のそばに休憩所とベンチがあり、紫のライトの光が流れる映像がとても美しかった。キャプチャで伝わるといいのだけど。こういうハッとする綺麗な映像いいなあ。


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『青空しょって』(ゴルフ漫画)が好きだ

2017/8/25 金曜日 - 1:27:10 -

私にとってのゴルフは、その中継が年に1,2度ニチアサ(スーパー戦隊・仮面ライダー)の放映時間に被ってくるもんだから、「なんだゴルフか!」とテレビに毒づくものだった。嫌いじゃないけど興味もない。子どもの頃にプロゴルファー猿のアニメは見ていたけど、ゴルフそのものを面白いと思っていたわけではない。

ですが、『青空しょって』は面白かった。
『週刊少年サンデー』に1987年24号から1991年51号にかけて連載されていたので、もう30年前になるわけです。当時小学校高学年。なぜだか急に懐かしくなって電子書籍で全24巻買いました。『タッチ』が全26巻なので連載期間はほぼ同じ。昔は人気連載でも3~4年で終わっていたんだなあ。

『青空しょって』はしっかりゴルフ漫画です。
「パーってなに?」「マスターズってきいたことはあるけど」「全英オープンもきいたことはあるけど」こんな私でも興味深く読めた。ゴルフのなにが面白いのか、なにが怖いのか、考えることができた。
ゴルフコースの描写や駆け引きなどを丁寧に描かれているからだと思う。魔球や秘打は出てこない。トンデモなコース攻略法は出てくる。でもゴルフの考証が非常にしっかりしているからトンデモ攻略法も浮いてみえない。

が、逆説的ですがゴルフの話じゃなくてもよかったのかもしれないとも思う。題材がゴルフなだけで、物語の骨格としては主人公の生き様だと思うから。主人公がとても魅力的です。やっぱ主人公がカッコいいと面白いよ!

『青空しょって』の話題になるとよく出てくるのが「連載中に絵柄が著しく変わった」です。
ストーリーは初期にドタバタコメディ、スポ根ラブコメを経て8巻以降で本格ゴルフ漫画に転換する。絵柄もあだち充風から劇画に変わった、と。
確かに変わっているんだけど、主人公・飛田一八とヒロイン・森村真紀について違和感はない(わたしは)。

真紀の初登場巻。
一八は真紀を一目見て「かわいい!!」と思っている。プロテストにトップの成績で合格したら「オレにキスしろ」と言ったり、真紀も新聞記者相手に恋人宣言したり、リア充爆発しろ状態。

真紀は8巻で一旦退場し、再登場は20巻。
全英オープンに挑戦する一八のキャディになり、一八を献身的に支える。

初めての長期連載で絵柄が洗練されるのはよくあること。それに一八も真紀も4巻では17歳。21巻で20歳くらい。少年少女から大人の男と女へと一番変化する年ごろだから。
 
 
ただ……………………一八の親父の変貌ぶりはいかんともしがたい。

一八は14歳。少年感まるだしで、まあいい。

1巻の後ろのがに股のおじさんが24巻では熊のようになってしまった。

1巻では息子頼みで生きてきた親父。息子がバイトして買ったテントで寝泊まりし、息子が捕まえたモグラを食べていた親父。20巻以降では息子・一八の最大のライバルとして立ちふさがる。
物語は始まりから終わりにかけての変化をえがくものだときいたことがある。変化っぷりからいえば、親父の方がものすごい物語を抱えてそうだ。

『青空しょって』はゴルフ描写は丁寧なんだけど、ゴルフ以外が物語が成立するギリギリまで削ぎ落とした描写になっている。
そもそも、一八がどこに住んでいるのかすらわからない。日本なのかアメリカなのか。マスターズ優勝してスポンサーもついてお金をガポガポ稼いでいるみたいだからホテル住まいかもしれない。序盤はテントで野宿で中盤はキャンピングカーをもらって、定住しているイメージが全くない。親父はアパートに住んでいる描写があった。

20巻以降、一八と真紀ちゃんは信頼関係で結ばれているのはいいんだけど、どうやって真紀母に真紀をイギリス(全英オープン)に連れて行くことの許しをこうたのか?とか、いつ指輪を買ったんだ?とか、なんて言って指輪を渡したんだ?とか
ご想像におまかせしますじゃ辛い。


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『ありがとう』第3シリーズ 第14回

2017/7/3 月曜日 - 23:38:48 - タグ:

今回のお話。
・バカップル明子と無神経な元気に、おふくろちゃんが激怒。押し入れに立てこもる。
・唯一の父は3週間ほど入院。唯一は2、3日付き添い
・中央肉店で家族旅行を計画するが、玉子は明子、素子は唯一を誘うと言い出して、ご破算。
・名津の縁談が相手方の都合で破談になった。
・行司は三三九に「お前はフラフラしすぎだ。女と喋るな」と釘を刺される。
・新堀家の山形の親戚の一人っ子が20才の誕生日に亡くなり「名津を養女に」という話が出る。
・熊取乙美、志村親子の煽り作戦に引っかかり、やっと名古屋にいく踏ん切りがついた。

大体こんなところですかね。
愛ちゃんと元気さん、愛ちゃんと歌さんのエピソードは除きました。
いろんな家族が同時進行でいろいろ起こっております。ぶっちゃけ、愛ちゃんと元気さんに関係ない話はあんまり興味ないですが、四軒市場が主役のようでもあり、ご近所つきあいが濃くて見ざるを得ない。前回、今回は熊取さんがガッツリ絡んでますし。
そんな中で、完全に浮いているのが新堀家のエピソード。名津に縁談を持ち込んだ電器屋の奥さん(第1シリーズでは豆せんに入り浸る広告塔婆、第2シリーズは雇い主の家庭にクチバシを突っ込む身の程知らずで口軽な家政婦)も出てくるし、正直しんどい。
名津のぶりっ子も痛々しい。第2シリーズの広道の姉は素っ頓狂な人だったが、意外と人間関係の達人だったり、ビシッと言うときは言う人だったからよかった。

そんなこんなで、これからも群像劇は続くんだろうなあ……。
 
 
さて、本題。
健二が気持ち悪くてどうしよう。

「馴れ馴れしく触んなよ」

馴れ馴れしいのはおまえだよ!
その無限の揺るぎない自信、どこから沸いてくるわけ?
すっごいイライラする。本気でイライラする。
理由を考えてみたら、健二は愛ちゃんを自分の所有物のように扱ってるんだ。気持ちが通じ合ったこともないくせに!!
この身の程知らずが!!!!!
 
 
翌朝、仕入れに出かけるときに愛ちゃんと出会ってニコニコの元気さん。

ところが
「昨日、健坊どうしました?」
愛ちゃんの言葉にムッとしてしまう元気さん。愛ちゃんに他意はないだろうに。

「気になるのかい?」
おまけに
「どうやら似合いの夫婦だね」
拗ねてる、拗ねてるよおおおお。
女々しくて女々しくて女々しくて辛いよー

でもさ、元気さんのいいところは、常に愛ちゃんの気持ちを気にしていること。
愛ちゃんに優しくされたら有頂天になったり、おにぎり野郎とどんな関係なんだろうと不安になったり。
これが元気さんと健二の違い。健二は愛ちゃんの気持ちを気にしていない。自分は好かれていると思い込んでいるのか、愛ちゃんの気持ちはどうでもいいのか。
第2シリーズの虎先生と新くん、健二と愛ちゃん、子どもの頃からの付き合いという同じ境遇でありながら、結果が違った原因。相手を本当に大事に思っているか、自分本位で気持ちをゴリゴリ押してるだけか、の違いだったと思う。
健二が嫌いすぎて話がそれた。
 
 
とはいっても、元気さんもたいがいなわけで。朝は自分からケンカふっかけるようなことを言ったくせに満面の笑み。

「どうですか。お茶でも飲みませんか」
調子よすぎだバカタレ。

愛ちゃんナメんな。

「あたくし、母がちょっと留守なものでございますから、お先に」

朝は元気さんに「お先に」と捨て台詞やられたもんだから意趣返しである。
でも、こういう小競り合いをするのは愛ちゃんと元気さんの間だけで、結局はケンカするほど仲が良いってやつですわ。
第1シリーズの偽婚約騒動で長々引っ張ったときのイライラと比べりゃカラッとしていて微笑ましいってもんだ。
 
 
名古屋から帰ってきた歌さんがすこぶるご機嫌な件。


さてさて、どうなりますやら。


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『ありがとう』(第3シリーズ)の感想-第13回-

- 0:24:14 - タグ:

大変長らくご無沙汰しておりました。
第1シリーズや第2シリーズのような勢いで更新は難しいですが、ぼちぼちと気ままに書いていきます。どうか長い目でご覧いただければ幸いです。
第3シリーズはあっちこっちの家庭の話でLOVEが足りねえんだよおおおお!と思ってましたが、なかなかどうして、第13回の愛ちゃんと元気さんは、なかなかイイ感じです。
 
 
前回の終わりで、刑事さんに追われる訳ありな雰囲気の梅田きよさん。
三三九閉店後に、おあんちゃんが身の上話をきいてくれるようです。
おあんちゃんに「あっちにいってろ」と言われたのに、全く言うことをきかない次男と長女。カウンター内は「あっち」ではない。

まかないを食べながら聞き耳立てるが、ちい兄さんの沢庵を噛む音がうるさくて聞こえやしない。
 
 
一方、熊取さんの元旦那、唯一の父さんがダンプに跳ねられた。
第2シリーズも交通事故といえば相手はダンプだった。ダンプめっちゃ走っている。高度成長期でビルやら道路やらガンガン造って、交通戦争もヤバイ時代であった。
今どきダンプに跳ねられたら異世界転生してしまうところであるが、『ありがとう』ではドラマを展開させるのに一役買っている。前後の脈略なく起こっても不自然ではないし、人と人との出会いの場を手っ取り早くつくれる。
昔も今も、話の起点にしやすいわけです。

熊取さんはそれまでの経緯もあって、元旦那の搬送先には絶対にいかないと言い張る。唯一は急がねばと、説得を諦めて名古屋に向かう。
どうしてあんなに頑固なんだろうねえと、ぼやく若者たち。

愛ちゃん
「うちの母さんなんて、おっちょこちょいのくせに一度言い出すとテコでも動かないからね」

元気さんの腕の組み方と愛ちゃんの腕の組み方が同じでイイ感じ。ちゃんと目と目を合わせて話している。他人のことだから冷静に話し合えているのだろう。なにか問題が発生して、みんなで心配したり相談し合う雰囲気は嫌いじゃない。これは群像劇のイイ面だと思う。
蛇足ですが、家庭の事情に首を突っ込む関係はドラマだからいいのであって、現実ではノーサンキューです。

愛ちゃんが「けんもほろほろ」と言ったら、元気さんが「馬鹿いっちゃいけないよ。けんもほろろだよ(笑)」と返して軽く言い合いになった。愛ちゃんはケンカっぱやいし、前回の元気さんも好戦的だったものだから、すわケンカか!とハラハラした。だが取り越し苦労でよかった。
そして「けんもほろほろ」の製造主は歌さんだった。愛ちゃんが辞書をひいて確認しても「辞書が間違っている」と応える始末。くしくも愛ちゃんの言うとおり「母さんも頑固」の証明になった。
 
 
バカップルは社会の迷惑です。

仕事時間外でベタベタするのは構わないんですよ。海でも山でも行けばいい。イチャイチャすればいい。小っ恥ずかしいので人目を避けてくれるとありがたいけどな!
だが、このバカ2人はダメだ。
「沢庵は臭いから母さんやって」「じゃが芋は汚いから母さんやって」
こんなん言われたら、おふくろちゃんだって気分悪い。玉子を敵認定したとしても仕方ないぜ。
おふくろちゃんは快く明子を養子に出してくれるのに、明子は嫁姑戦争を勃発させるつもりか!?
素子の「蜂蜜にチョコレートを溶かしたみたい」のたとえは、なかなか秀逸です。甘すぎて苦いわ!
 
 
愛ちゃんが仕入れにいっている間に、歌さんは熊取さんに頼まれて名古屋にいった。

健二が手伝いに来た。
 
 
たまたま大阪出張の元気さんが歌さんの様子を尋ね、松永さんにも出会う。
松永さんはダンプの轢き逃げを目撃して、救急車を呼んだり、犯人逮捕に協力したりしてくれたらしい。

元気さん、好青年ぶりを発揮。
 
 
熊取さんは魚平に居座る健二を警戒し、歌さんを名古屋に行かせた責任を感じて中ちゃんを小遣い3000円で派遣。

中ちゃん、いい仕事している。中ちゃんは元気さんからも3000円もらっていいと思う。
 
 
「ねえ、健坊帰ってよ」

目も合わさずにキッパリ帰れと言われているのに、帰らない健二しつこい。ウザイを通り越してキモイ。

熊取さんが魚平にきて「わたしが泊まるからね、お客さんは帰ったらどう?」と助け船をだしてくれた。歌さんが熊取さんの代わりに名古屋に行ったことが原因だけど、熊取さんは責任を感じて、愛ちゃんの身の安全に気を回しているから、いいのだ。

そして健二を追っ払ったら「中ちゃんに声かけてくるわ」と早々に魚平から退場。
どうした熊取!? 空気読みすぎじゃないか!!
私の中での熊取さんの株がストップ高だよ!
 
 
熊取さんと入れ替わりに元気さんが帰ってきた。

「あがりませんか。冷たいものでもどうぞ」

愛ちゃんご機嫌じゃん。
元気さんは奥に健二がいるんじゃないかと気が気じゃない。

健二がいないことを確認すると「よかっ……た……」

放心状態。
元気さん、あとで中ちゃんに3000円な。

元気さん、働く描写が増えてきたし、唯一と歌さんの様子を愛ちゃんに伝えたりと頼もしくなってきた。
だが口数が多くて口下手なのは相変わらずで、愛ちゃんに「お腹空いてない?」ときかれると
「それがね、新幹線の中でお弁当全然売りに来なかったしね……ビュッフェは満員だったし……」
回りくどいわ!!
要するに腹ぺこなんだろ!?
元気さんのキャラ、ぶれてないねえ。こういうちょっとした物言いが積み重なってキャラクターができあがっていくのだ。

「お茶漬けくらいならつくってあげる」という愛ちゃんと「家で食べるから」と遠慮する元気さん。
愛ちゃんに引き留められてご馳走になることにする。


「悪いなあ」


「どういたしまして」

社会の迷惑バカップルと比べてなんと微笑ましいことか。

お茶漬けをつくる途中で指を怪我した愛ちゃん。永谷園をふりかけてお湯ドバーじゃないらしい。

「ごめんねえ。僕のために。悪かったなあ」
「わたしがホントにそそっかしいから」

新婚夫婦か!
僕のために←ここ強調ね。元気さんがウザくてイイわあ~。

せっかくイイ雰囲気だったのに、健二が「ジャンパー忘れた」と戻ってきやがった。
ジャンパーなんか今日中じゃなくていいだろ! どうせ呼んでもないのに明朝の仕入れにくるくせに!!

戻ってきたのが健二だと悟ったときの2人の固まり具合からいって、愛ちゃんと元気さんがいい雰囲気になると健二がぶち壊しにくるってパターンですかね。

健二はもう負けている。


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『ありがとう』(第3シリーズ)の感想-第12回-

2017/2/7 火曜日 - 1:16:12 - タグ:

前回の引きは、愛ちゃんが元気さんに謝りにいき、元気さんは少し疲れた表情で愛ちゃんを見つめ、愛ちゃんも見つめ返す、なにかが始まりそうな予感を漂わせていたというのに

どうしてこうなる?

どうしてこうなった!?

胸を張ってのしのし歩く愛ちゃんがカッコいい。

元気さんは愛ちゃんにベタ惚れで、いままで愛ちゃんに歯向かう素振りも全くなかったのに、突然どうしちゃったんでしょう。

山岡さんと水前寺さんが頼りないお母さん&しっかり者の娘で違和感があったように、石坂さんと水前寺さんもケンカしてナンボでしょうと舵を切り直そうとしているのかもしれません。

ドラマ当初は、口ばっかりで情けなくて利己的な描写が目についた元気さん。弟の明子が養子にいくにあたり、自分の貯金を残らず明子にあげるつもりです。

「肩身の狭い思いだけはさせたくないんだ」
弟思いのお兄ちゃんになりました。
 
 
善吉が「ママママ」と泣き出し、てんてこ舞いの愛ちゃん。元気さんがバナナをあげたら、善吉はひとまず泣き止んだ。

元気さんが「お腹が減っていたんだよ」というと「うちでご飯食べさせてないみたいに言わないで」と食ってかかる。
二つ返事で善吉を預かったはいいけれど、目を離して迷子にさせたり、母恋しで泣かせてしまったり。そこにきて元気さんがあっさり泣き止ませたもんだからムカッときたんだろう。自分に余裕がないと怒りの沸点が低くなるもんねえ。わかる。

元気さんは善吉をあやして連れて行った。

愛ちゃんは為す術なく、見送るしかなかった。
 
 
明子と歌さんは三三九へ。神妙な面持ちの明子と、獅子唐をパクパク食べる歌さん。

兄の思いやりを知った明子は自分の自己中な言動(自分は養子に行くから兄貴は長女や一人っ子と結婚しないでほしい)を恥じ、歌さんに兄を愛ちゃんと結婚させてほしいと打ち明けます。
 
 
元気さんが善吉を背負って帰ってきた。

バナナでお腹が満たされたら、次は眠くなるもんなあ。
 
 
はーい、こそばゆタイムが始まるよー。


「そーでもないでしょ、深川からお友だちもみえていることだし」


「ああ、健坊?」

元気さんの見え見えの探りにケロッと返す愛ちゃん。
帰ろうとするが引き留められて悪い気はしない。


「さっき……ごめん。お寺の塀の落書き消しのとき」


「あれは、わたしが悪いんですよ」

元気さんはカッカしていたから、あんな態度だったらしい。どうしてカッカしていたのかと問われて

「だって僕、頭にきてたから」
表情と台詞がチグハグだ。

とにかく元気さんは深川のお友だちと愛ちゃんがどうなっているのか気になって仕方ない。
鎌かけ2発目。

「やっぱり、きみの結婚話がまとまりかけているからかな」

手にしたカルピスをお膳において改まって「愛さん……」と話しかけるも、愛ちゃんが空気をぶち壊して歌い出す。

毒気を抜かれて呆然とする元気さんであった。

愛ちゃんも元気さんに
「どうしてカッカしてたの?」
「どうして頭にきたの?」
「どうしてそんなこと(深川のお友だちと結婚するのか)聞くの?」
ときいてきて、元気さんの感情を煽っている雰囲気がある。お互いに薄々好意をもっていることに勘づいてきて、距離を詰めようか探り合っているような。
それでいて元気さんが一歩踏み込もうとすると逃げるんだから、愛ちゃんは手強いぜ。
 
 
ところで今回初登場の三三九の元カノ。おそらく愛ちゃんや元気さんとは絡まないだろう。

第1シリーズでは身重でありながら海外赴任の夫を亡くした保母さんでした。


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『ありがとう』(第3シリーズ)の感想-第11回-

2017/2/6 月曜日 - 1:20:16 - タグ:

ひさしぶりに登場の善ちゃん。

母が別れ話をするために西ドイツ(ドイツが東西に別れていた時代のドラマですから!)に行っている間、善吉を魚平で預かることに。
 
 
一方、同僚かつご近所の三都からビールを飲みに誘われる元気さん。ホイホイついていっちゃいます。前回の健二登場のショックが尾を引いているのか。

ところで元気さん髪の毛どうしました。クルクルすぎませんか。ロカビリーですか。

なに三三九で他の女と隣同士に座ってビール飲んでんだよ。松平にフラフラした進矢かよ。
と毒づきそうになりましたが、行司の失恋模様のありさまを見てわが身を振り返ったのか、「こりゃウカウカしちゃいられないわね、元気さん♡」と言う三都に「おれ帰るわ」と言い放つ。

この「帰るわ」の言い方がゾッとするほど冷たくてよかった。

元気さんとおふくろちゃんは午後9時から中央家と結婚のご挨拶。
このとき、元気さんは明子が「長女や一人っ子と結婚するな」と釘をさしてきた理由(明子は養子に行くつもりだから)にようやく思い当たった。

なにはともあれ、挨拶も終わり一安心。
 
 
日が明けて、元気さんは荒物屋にタバコを買いに行った。すると魚平への道順をたずねる健二とバッタリ。

笑顔で道順を教えてあげる元気さん。デタラメを教えればいいのに、ちゃんとした道順だった。

暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い


元気さん、なんか背負ってるよーーー
 
 
おふくろちゃんに自分の貯金も明子の結婚資金に回すと言う元気さん。「おれは結婚しないからいい」そうで。
「おまえ、また失恋したの?」

「『また』とはなんだい!?」

それはこっち(視聴者)の台詞だ。

更に

「あれは失恋したんじゃないんだよ。プロポーズし損ねたんですよ」

は!?
本気で元気さんがなに言ってるかわからないんですけど。
失恋よりプロポーズの方が重大ではないのか。失恋は恋愛感情だけど、プロポーズは一生を共に生きる覚悟ですよ。
プロポーズだから大したことないように言う元気さんの価値観が全然わからないよ。
というかプロポーズし損ねた過去なんかいらないよ。
妄想設定で恐縮ですけど、青っちろくて、インドア派で仕事ばっかりの堅物で恋愛もしたことない元気さんが、愛ちゃんをひと目みて恋に落ちるほうが萌えない? 今まで知らなかった感情だから振り回されちゃってままならなくて不器用で墓穴掘るほうが、元気さんのダメさ加減を微笑ましく見守れませんか。

話を戻して。

「おまえ、ひょっとしたら魚平さんの愛さんのことが好きじゃないのかい?」

ほらバレた。
とりあえず元気さんは否定した。
 
 
さっそく健二は「おれと結婚しろよ」という。
当たって砕けたくない虎先生では考えられない性急さ。健二は自分が好かれているのか気にならないのかな。それとも好かれていると思い込んでいるのかな。どちらにしろ独りよがりでウゼー

愛ちゃん逃げた。
これも「プロポーズし損ねた」と呼ぶのだろうか。
 
 
今回はここから元気さんの爆上げがスタート。
置いてけぼりをくった善吉を元気さんが見つけた。

怪獣をかいてとせがまれて元気さんが描いた怪獣が一番デカい。落書きを怒られて逃げた。

背中のビラビラがゴジラっぽい。

善吉の手を引いて魚平に送り届けた。お寺から一目散に逃げた理由はまずは善吉を帰すためだったんだな。

右手のバケツはこれからお寺の壁の落書きを消しにいくための準備。

その後、愛ちゃんは健二と一緒に魚平に帰った。
健二を帰した後、歌さんに「過ちを改むるに憚(はばか)ることなかれ」と叱り飛ばされた愛ちゃん。

落書きを消す元気さんのところへ。


「愛さん……」


「元気さん……」

つづく!!


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『ありがとう』(第3シリーズ)の感想-第10回-

2017/2/5 日曜日 - 21:45:19 - タグ:

明子が玉子と結婚したがっていることを中央肉店の皆さんが了承した。
元気さんはおふくろちゃんに「明子が玉子さんと結婚する」と報告した。おふくろちゃんは「玉子さんなら気心も知れてるし大歓迎」

「いいかい母さん、驚くのはこれからだよ」


ネクタイをはずし、背広をくつろげる元気さん。オロオロっぷりが妙に色っぽい。

「あいつね、肉屋に養子にいくんだって。玉子さん長女だから」
「そりゃそうでしょう」
動じないおふくろちゃん。

「名字だって中央って変わるんだよ」
「そりゃそうでしょう」
やっぱり動じないおふくろちゃん。

「明子が出て行っちゃったらこの店……」
「おまえ長男でしょ」
「僕は勤めがあるもの」
「じゃあ、わたしがするわよ」
「1人じゃ無理ですよ」


「そのときは、やめますよ」


「母さん……」

おふくろちゃんの勝ちー!!
アッサリ「止める」と言えるおふくろちゃん。肝が据わっていてカッコいい。
もしかしたら、愛ちゃんとおふくろちゃんは家業に対する腹のくくり方が同じなのかもしれない。自分が店主。商売をするもしないも自分が決めるという覚悟。元気さんの狼狽は取り越し苦労で済んでしまった。
弟の結婚と家の商売で気を揉んだ元気さんでしたが、自分の家族のことを心配している場合じゃない。
愛ちゃんに縁談がきたのだ。

幼なじみで魚屋の息子の健二はずっと愛ちゃんが好きだったという。とりあえず買い出しのときにでも会ってみれば?と歌さんに勧められる。

「結婚なんて考えられないよ」

つれない返答だが、好かれているのはイイ気分のようで鼻唄まじり。
 
 
八百一の行く末を心配する必要がなくなった元気さん。愛ちゃんをたずねて魚平に来ます。まあ、八百一を心配してても魚平に来ただろうけど。
歌さんから「愛はたったいま出て行った」ときいて追っかける気まんまんの元気さん。


「あのひとも愛のこと好きなんじゃないのかね」

歌さんやっと気づいたか。
魚勝(愛ちゃん親子がお世話になっている魚屋)から健二の縁談を知らされる前に気づいていれば、魚勝への返答も違っていただろうか。歌さんの元気さんに対する心証は悪くないもんね。みつ豆おごってもらったし。
 
 
元気さんの恋敵登場。

幼なじみとはいえ、愛ちゃんに対する馴れ馴れしさがイラつく。同じ幼なじみでも虎先生はこんなんじゃなかった。
愛ちゃんもまんざらじゃない雰囲気で照れちゃってる。新も虎先生にこんな態度だったら虎先生の悩みも軽かったろうに。

火花を散らす元気さんと健二。



顔面で元気さんの完全試合なんだが。

家に帰ってから完全に上の空の元気さん。

明子が話しかけても全て生返事。明子は自分の結婚で盛り上がっちゃってるだけだから適当に聞き流しちゃって問題無い。

『ありがとう』シリーズにおいて石坂さん側に恋敵が現れるのは画期的なことであった。
第1シリーズの進矢さんにも第2シリーズの虎先生にも恋敵はいなかった。
とはいえ進矢さんには実母問題があって好きな人に好きと言えない状態だった。しかし虎先生は家庭問題もなく、ライバルもいなかったのに、なにをジタバタしていたのかwwと。
そして元気さん。健二の登場目的は恋路の邪魔だろうが、いまひとつピリッとしない元気さんの尻叩きの役割も担っているような気がするのですが、はてさて。
次の日曜日に健二が魚平に遊びにくるらしい。


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『ありがとう』(第3シリーズ)の感想-第9回-

2017/2/4 土曜日 - 18:56:43 - タグ:

中央肉店の長女のお見合いに、荒物屋の長女のお見合い、そして八百一の主人の一周忌。
お見合いで浮き足立っちゃってみんなそわそわ。
明子の小賢しいたくらみと、三三九の長男長女の早とちりに嫌な予感しかしない第9回。
 
 
愛ちゃんが留守のときに歌さんが八百一にお香典を届けてしまい、悪態をつく愛ちゃん。不機嫌の理由は魚平5代目のプライドか。はたまた……。

「出過ぎた真似しやがって」
 
 
一方、お寺での法事を済ませた元気さん。
おふくろちゃんに魚平へのお使いを頼まれて超ご機嫌。

「元気、あんたすまないけど、魚平さんにそのお弁当とお酒をお届けして」


「はい(^▽^)」
 
 
同時に中央肉店の長女と、荒物屋の長女と、焼き鳥店三三九の次男と、八百一の次男で勘違いドタバタが進み始めた。愛ちゃんと全く接点がないので右からきたものを左に受け流すが如くスルーで。
 
 
来客に出ようとする愛ちゃんを引き留める歌さん。

「元気さんの話し相手してあげなさい。元気さん寂しそうだよ」

寂しそう……? お使いを頼まれたときの元気さんの表情を思い返すと笑えてくる。
元気さんは一旦は帰ろうとするが「せっかくお茶もいれましたから」と引き留められると即座に留まった。

口数が多い口下手の元気さん。めずらしく墓穴を掘らない。というか、初めてのノー墓穴かも。


「僕ね、きみと見ていると勇気がわいてくるんだよ。女なのにやってるなって」


「きみがガンガラ背負ってく姿っていうのはね、とっても女らしいよ」

デレる愛ちゃん。

照れる元気さん。

歌さんと喋っていたときに自分だけ見合い話がないことで「自分は女らしくない」と荒んでいた愛ちゃん。元気さんの言葉はタイミングも素晴らしかった。愛ちゃんは仕事に誇りをもっているから、その姿を褒められたらメチャクチャ嬉しかろう。愛ちゃんを口説くにはこれ以上ない名文句だけど、元気さんは素直な気持ちを口にしただけに見えました。

第3シリーズで女なのに、女だてら、ということばがわりと出てくるのは、第1シリーズの婦人警官、第2シリーズの看護婦は女性の職業だったからでしょう。愛ちゃんは魚屋の仕事が天職だけど、女らしくないと時々気にしている様子。
丸ごと受け止めてくれそうな元気さんと早くくっついてしまえ!


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『ありがとう』 プロポーズ三者三様

2017/2/2 木曜日 - 23:54:51 - タグ: , ,

長らくご無沙汰しておりました。
リアルタイムで感想を書けずに毎日もどかしい気持ちでいっぱいでした。
理由は毎日眠くて夜に起きていられなくなったとか、パーマンを見ていたとか、です。
藤子・F・不二雄先生のパーマンです。2016年の大みそかにドラえもんとコラボするときいて懐かしくなって原作を読んだり、アマゾンプライムでパーマン動画を見たりして突如ドハマリしてしまいました。みつ夫のカッコ良くないカッコ良さと、パー子の意地っ張りのいじらしさに床をローリングゴロゴロです。
それはともかく。
前回書いたのが8回でして、本日(2017年2月2日)もう51回。気がつけば元気さんもプロポーズを済ませてしまいました。
というわけで、第1シリーズ、第2シリーズ、第3シリーズとプロポーズはどんなんだったかなあと振り返ってみたいと思います。
 
 
<第1シリーズ>

「結婚してくれないか」


「こんな僕だけどね。近い将来、きみを嫁に貰いたいんだ。きみのこと、ずっと好きだったんだよ」
 
 
<第2シリーズ>

「新くん、俺のかみさんになってくれないかな」

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「好きだったんだよ。子どものときからずっと」
 
 
<第3シリーズ>
034803
「俺、デザイン部長になったんだよ」
「あんまり偉くはないんだけどね」
「あ、ありがとう。それで少しだけれども月給も上がったし」
「うん。それで、こんな僕でよかったら来ませんか?」
「嫌だったらしょうがないし、別に強制はしないんだけれどもね」
「もしよかったら魚平やめてうちにこないか。八百一を手伝ってくれっていうんじゃないんだ。僕が月給で養ってあげるから、君はちゃんとうちのことをやってくれて。まあ、あんまり贅沢はできないけどね。三食昼寝付きは保障するよ。どうかな!?」
「まあ、それくらい月給もとれるようになったし。も、もらいにきたんだ」

034804
「はははは……おいでよ」
「まあ、そりゃそうだけどね。僕にしてみれば君のような意地っ張りのお転婆には僕のような心の優しい相手がいいんだよ」
「いやいや、そうじゃなくて君という人はね、火なんだ、めらめらと燃える炎なんだよ。相手が来たら燃されちまうし、水だったら君が消えちまうんだ。そこへいくと僕は大地だよ」
「そう! 地面だ土なんだな。相手がいくら火で燃えたって関係ないしね。燃え尽きたときには今度は暖かな大地がある。いいと思うよ」
「それにね。魚屋というのはあんまり女がやる商売じゃないよ」
「だって気が荒くなるじゃない」
「僕が養ってあげるって言ってるんだからさ」
 
 
元気さんのプロポーズが長すぎる件。
愛ちゃんと丁々発止の会話をしているとはいえ、グダグダ感がひどいw校長先生の挨拶か。
愛ちゃんが三食昼寝付きでホイホイ喜んで食いつきますかね? 元気さんは口数が多いわりに口下手なんだよなー。
進矢さんはド直球。さすが『ありがとう』シリーズで一番の硬派ですな。惜しむらくは途中で松平と夜店を冷やかしたり2人で映画に行ったりと、わけわからん行動をとったせいで「きみのこと、ずっと好きだったんだよ」に
若干(゜Д゜) ハア?? となってしまうことである。
三者三様で好みもありましょうが、わたしは虎先生が一番グッときました。
「俺のかみさん」という言葉に、新くんを自分のものにしたいという占有欲が見え、「好きだったんだよ。子どもの頃からずっと」にも悶える。まず「好き」という気持ちから告げて、ずっと前からと付け足すという、素晴らしき倒置法ですよ!!どうですか!!振り絞るような声の出し方もよかった。虎先生は新くんのつれなさに「諦めた方がいい」とか言いながらカマボコ買ってきたりして、新くんひとすじでしたから。ずっと好きでずっと言えなかったのよねえ、うんうん。感無量。
あれ、まてよ。元気さんはグダグダ長くプロポーズしたわりに「好きだ」って言ってなくね?
なんなんだこの人は! 肝心なこといってないじゃないか!
 
 
プロポーズした直後にハッキリと返事をもらえなくて追い打ちをかけにいくのも恒例のようで、第1シリーズは光ちゃんに運動会の手伝いにかこつけてお茶を濁され、第2シリーズは新くんにアパートに逃げ帰られ、第3シリーズは談判決裂でした。
 
 
<第1シリーズ>

「ねえ、さっきの返事、YESだと思っていいのかい?」
「駄目かい?」
「そうか。それじゃ、おじさんたちに話してもいいね。それから、きみのお母さんにも」
 
 
<第2シリーズ>

「新くん、さっきの返事きかせてくれないか」
「君、嫌いなのか? 僕のこと」
「僕は君が好きなんだ。ずっと前から君と結婚しようと思っていた」
 
 
<第3シリーズ>
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「僕は気の利いたことはなにも言えないかもしれないけど、好きなんだよ。結婚してくれないか。魚平をやりたければやってくれたまえ。僕だってできるだけのことはするから。おふくろちゃんも八百一をやるってがんばってるんだ。そういうことはさ、あとでみんなで相談すればいいじゃないか。とにかく俺は……」
「君だって可愛らしいし、女らしいよ。僕が見るとそう見えるんだよ」
 
 
やっぱり元気さんの台詞が長いなー。
しかも、進矢さんや虎先生は自力で追っかけてったけど、元気さんと愛ちゃんは育ねえさんや明子にお膳立てしてもらってますからね。お膳立てされてなかったら、最終回までにくっつかなかった可能性もあり。
そしてやっぱり虎先生。好きだ好きだ押しが堪りませんわ。
 
 
やーーーーっとくっついてくれてニマニマが止まりません!!

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